あらすじ
迷路のような地下都市カヴェルナの人々は自分の表情をもたず、《面(おも)》と呼ばれる作られた表情を教わる。そんなカヴェルナに住むチーズ造りの親方が、トンネルで痩せこけた幼子を見つけた。ネヴァフェルと名づけられた幼子は、ある理由から外の世界から隠されて育てられる。一瞬たりともじっとしていられない好奇心いっぱいの少女に成長したネヴァフェルは、ある日トンネルを抜けだし街に出てしまい、そこで奇しくも国全体を揺るがす陰謀のただ中に放り込まれるが……。『嘘の木』の著者が描く、健気な少女が大活躍する冒険譚。カーネギー賞候補作。
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Posted by ブクログ
・あらすじ
地下都市カヴェルナでチーズ職人の弟子として暮らしていたネヴァフェル。
その地下都市の住民には表情がないため「面(おも)」と呼ばれる地位に即してラベリングされた表情を教わるが、ネヴァフェルは何故か教わらずとも様々な表情を持っていた。
何故ネヴァフェルには表情があるのか?
陰謀渦巻く地下都市の策略にネヴァフェルは引き摺り込まれていく。
・感想
星4よりの3かなーー。
がっつりファンタジーだけどハーディング作品は4作くらい読んでるので世界観にはすんなり馴染めた。
でもどうしても主人公の性格が好きになれなかった。
後半はマシになったけど、やるなと言われたことをやってしまう、何も考えずに物事を引っ掻き回すタイプの主人公はあまり好きじゃない…。
それも「無垢」だからということなんだろうけども。
無垢で無知な少女が世界の機構、仕組みを理解してその世界からの脱却を図るっていうのは定番の成長物語だけど、無知ゆえに引き起こすトラブルに結構イライラさせられるw
キャラクターだとクレプトマンサーが良かった!
最後まで読者にも真意、目的を悟らせないキャラで、そして目的が叶ってしまった後の最後の独白。
とても良かった。
星4よりに個人的評価を押し上げたのはやっぱり後半の展開かな。
エピローグも良かったし。
やっぱり物語の締めが上手な作品って最中が微妙でも最終的には「良い物語だった」と思える。