【感想・ネタバレ】春の真ん中、泣いてる君と恋をしたのレビュー

あらすじ

両親の離婚で、昔暮らしていた場所に引っ越してきた奏音。新しい生活を始めた彼女が出会ったのはかつての幼馴染たち。けれど、幼馴染との関係性は昔とは少し変わってしまっていた。どこか孤独を感じていた奏音の耳にふとピアノの音が飛び込んでくる。誰も寄りつかず、鍵のかかっているはずの旧校舎の音楽室。そこでピアノを弾いていたのは、隣の席になった芹生誠。聞いていると泣きたくなるようなピアノの音に奏音は次第に惹かれていくが――

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Posted by ブクログ

ネタバレ

とても素晴らしい青春小説でした。奏音のピュアさが読んでいるこちらにまでちゃんと伝わってくる書き方をしていて、応援したくなるキャラ造形をしていたと思います。旧校舎で誠と仲良くなっていく二人の距離感も絶妙でした。新しい母親との接し方に戸惑う誠に寄り添おうとする奏音の愛が素敵でした。

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2025年08月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

不器用でやわらかくて、優しい。これはまるで作者さん本人の実話なのでは、というくらいナチュラルに飛び込んできます。 ヒロインの奏音ちゃんの傷ついた心に、優しく入り込んできた芹羽くん。二人ともとっても不器用だし、だけど本音はとっても優しい気づかいさん同志。 それが読んでいて全編通して温かな空気を醸し出してるから、感情移入のまま最後まで読み切る。 ただ不思議なことに、その感情移入は他の登場人物一人一人二も「わかる、気持ちはわかる」と自然に思わせられるのは、作者さんの腕だと思います。 心が温かくなる読後感です。

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2024年06月24日

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