【感想・ネタバレ】京都伏見の榎本文房具店 真実はインクに隠してのレビュー

あらすじ

文房具探偵、誕生!

「文房具を見て人を知る、
文房具店店主の謎解きから目が離せない!」
文具ソムリエール・菅未里さん

東京の老舗文房具店でバイヤーとして働いていた榎本史郎は、京都伏見で文房具店を営んでいた祖母の死を機に、彼女の店を継ぐことにした。
祖母の形見の硯箱に入っていた謎の大学ノートとファーバーカステルの鉛筆。物に無頓着な親友から突然贈られた高級万年筆。人気イラストレーターの転落死事件。大学の書道学科で起きた道具紛失事件。様々な謎を、史郎が文房具をヒントに優しく解き明かす。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

去年、新刊案内で気になっていた『京都伏見の榎本文房具店 真実はインクに隠して』(福田悠)。

パッと見の印象で選んだけど、今思えば文房具×謎解きって珍しい…。

万年筆や墨、色鉛筆という文房具だけでなく、ITや着物、色障害などについても知れたのは面白かった。

こんなコナン並みに頭のきれる文房具店員が主人公は初めてです笑

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2025年05月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

文具好きとしては、見逃せないタイトルである。
タイトルや装丁から、ほわっとしたイメージを持っていたが、内容は第一話からなかなか重い。
1〜3話は対象が故人ということで、イヤミスではないが、謎が解けてもスッキリとはいかなかった。
なんとなくやり切れなくて、哀愁が漂ってしまう。
主人公が感情を見せず、淡々としているので、余計そう感じてしまうのかもしれない。

登場する筆記具を調べてみたが、どれもおしゃれで素敵だった。
文具に対する説明も、物語の邪魔をせずしつこくなくてよかったと思う。

続編を期待できるのかな。



2024/05/15 07:20

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2024年05月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

こだわりの詰まった文房具屋さん、きっと楽しいだろうなぁ。まぁこの物語てわはお店の中の詳細はあまり語られていないけど。
主人公、情に厚く優しいタイプぽいけど、全体の雰囲気のせいか、とても淡々としている。

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2024年10月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

亡き祖母の文房具屋を継いだ元文房具バイヤーが主人公のミステリ。
ジャンルとしては日常ミステリがメインになるだろうが、4話中3話は故人に関する話、かつ1話は自殺か他殺かを問う話になるので、文房具屋さんの話だからといって油断はできない。
1話目は真相が分かりながらも関係者にはその真相を語らず少しもやっと感じだものの、2話目の万年筆に託された故人の想いに泣けてくるという。
この2話目がお気に入りの話。
万年筆のあれこれが聞けたのも興味深かった。

万年筆に限らず、鉛筆にガラスペンやインク、墨など、主に筆記具の蘊蓄も面白い物語だった。
実在の文房具が出てくるので、気になったものは検索したり実際に手に取ってみるのもいいかもしれない。

あとラストの話に登場した、主人公のはとこの女子大生。
バレンタインの件と言い、手伝いを買って出たことと言い、何やら主人公への想いを見た気がした。
続編あるなら、ここの真相解明もしていただきたいなあ。

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2024年05月28日

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