あらすじ
選挙に弱い政治家は、
誰かの言いなりになるしかない。
だからーー。
強くなりたい。
国会のマドンナ“お嬢”が遺書を残し自殺した。
敵対する野党第一党の“憤慨おばさん”は死の真相を探りはじめる。
議員・秘書・記者の覚悟に心震える、政治✕大逆転ミステリ!
野党第一党の高月馨は窮地に追い込まれた。
敵対関係にありつつも、ある法案については共闘関係にあった与党議員・朝沼侑子が自殺したのだ。
「自分の派閥のトップも説得できていなかったの? 法案を通すつもり、本当にあったの?」
死の前日の朝沼への叱責が彼女を追い詰めたのではないかと批判が集まり、謝罪と国対副委員長の辞任を迫られてしまう。
だが、長年ライバル関係を築いてきた高月には朝沼の死がどうも解せない。
朝沼の婚約者で政界のプリンス・三好顕太郎に直談判し、共に死の真相を調べることに
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Posted by ブクログ
「政治というのは、違いを超えてつながること」という文章が強く心に残った。
あと、私も高月さんのように怒った時はバカヤローではなく、憤慨していますと言おうと思った。
Posted by ブクログ
新川帆立さんの著作じゃなかったら、敬遠しそうな題名と艶やかな表紙(;_;)/~~~。初めての自民党女性総裁が誕生したタイミングでしたし、物語には、議員秘書・政治記者・市議会議員と愛すべき憤慨おばさん…政治社会界隈で働く女性たちの頑張りがバトンリレーされていて読んだらとても面白かった。本棚に飾ったら、こっちも気が強くなりそうです。
『衆議院の片隅でこっそりと泳ぐ鯉たち。そこに自分を重ね、袖を通しているのではないか。今はこうして愛想笑いを浮かべ、媚を売っている。だが自分は政治家なのだ、政治家であり続けるのだという決意表明である。決意をかたちにしておかないと、心が折れてしまう瞬間があるのかもしれない。-第1章 国会-』
ラストで明らかになった真相すら、ギブアンドテイクの交渉材料になっていて、「これが政界というものなのか…」とちょっと苦く思った。
2025.10
Posted by ブクログ
正直大どんでん返しではなかったかなぁ。なんとなく実は女性だった?いやまさかね~ って思っちゃった(その考え自体、私の認識で知らないうちに差別してるのかも)
それより、国会議員ってこんなに大変なのか。。。という気持ちが強かった。
Posted by ブクログ
御多分に洩れず、高市総理の誕生を機に興味を持って手に取った。文章の端々から熱を感じて、「あぁ新川さんはどうしてもこのテーマで書きたかったんだろうな」と強く思った。
一般企業、特に大企業は性差が徐々に薄くなってきつつあるように思うが、古い体質を受け継ぐ国会はそうは簡単に変わらない。男同士の戦いも血生臭いだろうが、そこに女性が食い込む根性。いや、本来は食い込まずとも男性も女性も平等に働ける環境であるべきなんだけれど。しかも国会に入れたとしてもめちゃくちゃ窮屈だろうし、戦いが止むこともない。
それでも過酷な環境の中で女性として戦っている姿は同性から見てもすごくカッコいい。
普段あまり深く触れない分野だから理解しながら読むのに必死。だからこそ最後の展開にめっっちゃびっくりした!なーるほど...予想外の展開だった。面白かった!