あらすじ
オーバーツーリズムの観点や、地域への還元、環境への配慮などの面からも注目を集めつつある「ラグジュアリートラベル」。日本政府観光局の調査によると、旅行者数は全体の1%程度にも関わらず、消費額では全体の13%以上を富裕層が費やしており、いかに富裕層を取り込む「ラグジュアリートラベル」を充実させられるかは、日本の観光にとってより重要になりつつある。彼らが求める「体験」を自ら足を運んだ第一人者が解き明かす。
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Posted by ブクログ
サファリ体験ができるザンビアのエビに―ロッジや、日がな一日良い波を待つサファー御用達のネシアのニヒ・スンバ、南極大陸のホワイト・デザートなどの究極のラグジュアリー観光地の説明に、それほど紙面を割くこともなかろうに。 途中から、斜め読みだ。
著者も指摘するように、日本の富裕層が求めるのは「冒険」ではなく、「食」と「温泉」なのだから。
とはいえ、世界的な富裕層を呼び込まないと、日本の観光産業も将来立ち行かなくなるのは周知。お金をゴソっと落としてくれる仕組みがないことは以前から指摘されている。
日本の伝統工芸や文化行事の「体験」を売り込むというのは、確かにひとつの手だろう。
が、それも果たして、誰にウケるのか? 結局は、インバウンド頼りだとしたら、またぞろコロナ禍でも再燃すれば・・・。
地道に国内の需要喚起や、日本人の旅行機運の盛り上げという、手堅い底上げ施策が必要だと思う。
タイトルにあるように「世界の富裕層」の要求に関する著作なので、そこには触れられていない。というか、日本の富裕層を、「世界の富裕層」にかさ上げしていく根本的な意識改革も必要なのではとも思う。
いろいろ考えるに、「若い」観光客の呼び起こしが必要なのかもしれない。実年齢でなくても、気持ち的に若
い旅行者が日本人の中にも増えれば、「冒険」を求める層も出て来るだろうし、よりアクティビティの幅も広がるはず。