あらすじ
近年、本格的にスタートした探究学習。自ら問いを立て、答えていく学習であり、自分自身の人間像――何が好きで、何をしたいのか――を知るための活動、進路を考えるための活動ともいえる。とはいえ指導する側も模索段階だ。『理系のための「即効!」卒業論文術』の著者が、テーマの見つけ方、調査や実験の進め方、結果のまとめ方、成果発信の仕方など具体的な手はずをガイド。自分で学びを作る「探究」の心得と面白さを伝える。
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Posted by ブクログ
中高生のため、と書いてあるので、中学ないし高校の教員が書いた本であると思っていたら全く異なっていた。本格的な研究の本を中学生でもわかるように書いた本であった。
大学生に論文の書き方のような本を読ませるよりも、この本1冊を与えて読ませたほうがよっぽど研究姿勢が身につくと思われる。
著者の理系のための速攻卒業論文術はまだ読んでいないが、同じような書き方であれば、読んでみてもいいと思われる。
Posted by ブクログ
具体的な方法というより、探究にあたっての心構えが示されている。探究のイメージがいまいちできない教員の人や、やる気になれない中高生に読んで欲しい。
Posted by ブクログ
<目次>
第1章 探究学習をなぜやるのか
第2章 テーマを見つける
第3章 探究活動の安全と倫理
第4章 テーマを解く方法の選定
第5章 調査と実験のコツ
第6章 成果のとりまとめと発表
<内容>
「中高生のための」の銘打っているが、おそらく大学生も視野に入っているであろう。懇切丁寧にワンステップずつノウハウを紹介している。例も多いが、欧米系のようなしつこさはない。新書と言うこともあるが、同時期に読んだ、『リサーチのはじめかた』と共に、昨今の「探究活動」のアドバイスに役立つであろう。