あらすじ
SNS上でのコミュニケーションが当たり前になっているなかで、
友達や職場の同僚、ネット上の知り合いなどとのSNSでのやりとりを通して、
日常的に些細なことでモヤモヤする機会が多いとされています。
・LINEやインスタのDMが既読になっているのに返事がない
・自分には「いいね」してくれない
・フォローされていない友達の鍵垢を見つけてしまった
……など、
実際に何気ないやりとりを通じて
モヤモヤしてしまったことがあるという人も多いはず。
本書では、
そんな考えすぎてしまうときのメンタルの整え方、ストレス解消法、
SNSとの適切な付き合い方などを人気の心理カウンセラーがご紹介。
これまでにメール、
対面でのカウンセリングを通して構築してきた心理に関する
ノウハウや実例をもとに、悩みに寄り添ってアドバイスします。
SNS上での人間関係や付き合い方に悩む人にとって、
大きな支えとなる一冊です。
■目次
・はじめに
●第1章 人間関係に関するSNSのモヤモヤ
・フォローを外されました。私が何かしたせいでしょうか?
・絵文字やスタンプのないメッセージがくると不安になります。
・友達の充実した投稿に嫉妬してしまう自分が嫌です。
・恋人が元恋人とSNSの相互フォローをしているのを見つけてしまいました。
など
●第2章 仕事・職場に関するSNSのモヤモヤ
・親しくない上司や同僚からフォローされました。フォロー返しするべきでしょうか?
・業務時間外や休日に、上司からLINEで業務指示が来ます。
・業務に関係のない話をやたらとチャットしてくる人がいて困っています。
・上司への返信に、スタンプや絵文字は使ってもいいですか?
など
●第3章 世の中のできごとに関するSNSのモヤモヤ
・SNSで情報を見極めるのが難しくて、どれを信じていいのか分かりません。
・世の中の盛り上がりについていけない私は変ですか?
など
●第4章 自分に関するSNSのモヤモヤ
・返信のリアクションやスタンプに何を使うか迷ってしまいます。
・SNS上に自分の悪口を書かれてしまいました。
・投稿するためにわざわざ行動する自分が虚しくなります。
など
■著者 Poche
人間関係、親子問題専門カウンセラーとして活動。
コロナ禍をきっかけに、Xでの発信(@Poche77085714)、メールカウンセリングを開始する。
対面・メールカウンセリングともに、常に予約が数ヶ月待ちの人気カウンセラー。
著書に『あなたはもう、自分のために生きていい』、『がんばるのをやめたら うまくいった』、
『あなたの「しんどい」をほぐす本(2023年メンタル本大賞受賞)』などがある。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最近のSNSはネガティブな書き込みが目に付いて、嫌な気分になったり自分が傷ついたりすることが多くなりました。SNSで誹謗されて自ら命を絶つ人のニュースを見ると本当に辛い気持ちになります。
そんなSNS疲れを治してほしいなあという思いで読みました。著者のPocheさんの分かりやすく書かれたアドバイスを自分なりに消化して理解したことを記すと「自分ファースト」という言葉になります。
私は個人で仕事をしているので、上司や部下からのメールやLINEで悩むことはありません。そのため第2章を読んで、自分が体験したことのない会社勤めの方たちのSNSの悩みを知る事が出来て大変興味深かったです。
ネガティブな発言や社会への不満、個人や特定政党への誹謗など見たくないと思っても目に付いてしまい落ち込む時は、第3章に書かれていたことを思い出すようにします。
・SNSで書かれていることは自分に向けて書かれたものではない。
・SNSで感じた感情を否定しない。
・自分を第一に考えてSNSと向きあう。
すぐに「自分ファースト」は難しいと思いますが、そういう思考に少しずつなっていければいいなと、この本を読んで考えました。
Posted by ブクログ
SNSの使い方に関する悩みに答えた1冊。
フォロー外しや上司からのLINE、投稿疲れなど現代に溢れた悩みに優しく専門医が向き合ってくれる。
優しいイラスト、相談者に寄り添った姿勢、柔らかい色使い…どれも読みやすさに繋がっている。
答えとしてはありふれたものが多いけれど、真剣に悩んでいる人にとっては救いになるのかも。
巻末で作者も触れていたが、結局自分が悪いのではと思う問題ほど相手方の問題であることが多いこと、自分の気持ちに正直になることが質問への回答のベースになっている。
自分の意見を大切にして行動することが難しくなっている現代社会、闇深い…。
自分がどうしたいかをしっかりと持ってSNSツールを活用していきたい。