【感想・ネタバレ】京都守護職始末 1のレビュー

あらすじ

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歴史は偽造されてよいか? 薩長の「力」によって明治維新は成立したが,それは孝明天皇の心意にそうものではなかった。その誠実さゆえに裏切られた旧会津藩士がつぶさに語る動乱の幕末史。第1巻は,文久2年(1862)から翌3年まで。巻末に解説を付す。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

大抵のこの時代のフィクション、主に新選組を扱った物になると思うが
容保さんがしょっちゅう具合が悪いというイメージで
療養だとか具合が悪いとか倒れたとか
そういう描写がとても多い。
病弱な方かのような印象なのだが
これを読んで納得した。
こんな激務の最中にあって、具合が悪くならない方が寧ろ可笑しい。
現代で言うなら、過労によるストレスだろうと思う。

激務、という単語は他の書物で見かけたが
やはり会津藩の家臣の方が著者であるだけあって
微に入り細に入り書かれていてあらゆる点で納得した。
また、この史料で初めて知ることも多かった。

当然飽く迄も会津藩サイドから書かれている為会津寄りの視点ではある。
また、多少日付が前後したりもするが
概ね主観を極力入れずに日を追って資料を挟みつつ書かれていてわかりやすい。
また、注釈や解説もあり、比較的理解しやすいと思う。

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2013年01月26日

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