【感想・ネタバレ】P+D BOOKS 鉄塔家族(下)のレビュー

あらすじ

季節の風物とともに描く家族の絆の物語。

――いま息子が望んでいることを、はなからそれは無理というものだ、と諦めさせたくはなかった。ずっと中学校を登校拒否していた瞬が、引きこもっていた家を出て、社会へと足を踏み出そうとしたことはよかったではないか、と斎木は信じたかった。――
草木に囲まれ、野鳥のさえずりを聞きながら暮らす小説家の斎木と奈穂の夫婦。あたたかいご近所さんと交流しながら平穏に暮らすふたりのもとに、斎木の先妻との子が家出したという知らせが舞い込んできた。家庭に大きな不満を抱く息子に寄り添い、離婚以来ほとんど会うことがかなわなかった息子との絆を取り戻すことはできるか……。
第31回大佛次郎賞に輝いた名作私小説の後編。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

間もなく新しい鉄塔が完成されるが、そんな最中、前妻が、息子が家出したと斎木に報せる。斎木は中学生3年生となった息子と再会する。息子は自身の悩みと将来の夢を斎木に話すが、実は現在学校に通っていない。それで、彼は高校に進学せずにアルバイトで生計を立てたいという旨を父に伝える。斎木は息子の件のみならず、住宅ローン等お金のことで前妻と衝突する。このように、本作は変わらない風景が残っているものの、微妙なところで変化の兆しがみられて、人生について考えさせられる内容となる。

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2026年10月25日

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