あらすじ
放送作家・鈴木おさむが引退と同時に贈る、覚悟の一冊!
これは「小説SMAP」である。
メンバーの脱退、トップアイドルのまさかの結婚、
誰にも言えなかった苦悩、戦い。
国民的スターとして沢山の夢を与えてきた彼らの全てが、
たった一夜の「放送」で壊れていった。そして日本中が悲しんだ解散。
彼らと20年間走ってきた放送作家にしか書けなかった奇跡の物語。
新たなテレビ文学、ここに誕生。 その先に明日はきっと、ある……。
目次より
第1章 素敵な夢をかなえておくれ
第2章 あれからぼくたちは
第3章 世界で二番目にスキだと話そう
第4章 1・2・3・4 FIVE RESPECT
第5章 WELCOME ようこそ日本へ
第6章 とってもとっても僕のBEST FRIEND
第7章 くじけずにがんばりましょう
第8章 20160118
第9章 もう明日が待っている
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Posted by ブクログ
私は著者よりは10歳近く年下なので同世代とは言わないものの、それなりに同じ時代を体感している。それだからこそなのか、淡白な文章だけど胸に刺さるものがある小説だった。
放送作家である主人公と、一緒に仕事をしているアイドルグループがメインで描かれた小説なんだけど、何かしらに真摯に取り組んでいる人ってかっこいいよねと素直に思えます。
主人公は権力やら空気に放送作家として終わらされたと書かれているがそれほど怒ってるようにも見えないのは色々と事情があるんだろうななどと思ったりする。
個人的には端々に歌詞が入り込んでくるのがちょっと邪魔に感じた。
Posted by ブクログ
中居くんは名前でなくリーダーという表記なのよね。名前が出てないのがなんかさ、その後の騒動の事考えるとすごいね。
森くん脱退
キムタク結婚
まぁこの辺はだいぶ懐かしいし、今は美談として受け止めたけどね。
マイケルジャクソン出演2000万円
確かにスマスマって、ゲストが大物!っていう引き寄せ方してたなぁ、テレビ業界がまだまだ華やかだったんだなぁ。
5人旅、そして解散…。
うーん、この辺の話は最近な気がして、ジャニーズ事務所問題もその後の展開とか、さらにリーダーの諸々の件でどうもね、なんだかなぁって。これは小説ですと言われているので、美しく描かれていていいんだと思うけど。
「ジャニーさんに謝る機会を木村君が作ってくれて、今、僕らはここに立ててます。」を、言わされる役をつよぽんに振るあたりは、なんかリアル。
ジャニーもメリーもこわいこわい。
SMAPの歌の歌詞に合わせて書かれた文章は、ほうほうってなりましたよ。