【感想・ネタバレ】ニッポン最古巡礼のレビュー

あらすじ

電柱、ポストに味噌、油、ダムや道路に回転木馬――。美術、骨董的な価値とは無縁だけれど、風塵に耐えて生き残ってきたその来歴に、伝統と外国文化の出逢いと融合、この国の歩んできた道のりが垣間見える。先人たちが知恵と工夫をこらした大小様々の構造物から、道具、食、インフラ、信仰のかたちまで、暮らしに根づいた「最古」に往時の「最先端」をしのぶ。写真でたどるニッポンの小史五〇選。

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Posted by ブクログ

古書店、石鳥居、足踏みオルガン、薬味酒、国産鉛筆など、
日本各地に残る現存最古で現役の50の姿を写真と来歴で巡る。
・はじめに
一 暮らしのすがた  二 持ちこまれた近代
三 信仰のかたち   四 娯楽の広がり
五 水を活かす    六 いにしえの味
七 意外な原点    八 インフラの発祥
コラム有り。

週刊新潮の連載を一冊の新書に纏め、コラムを追加。
雑誌の1~2ページほどのスペースに納まる内容なので、
サクッと読める雑学集なイメージです。
物足りない感はあれど、なかなか興味深い。
室町時代の柱が残る民家、江戸時代に建設された山小屋。
当時のトレンドな洋式の駅舎やホテル。
江戸時代に造られた閘門式運河。
伊能忠敬も顧客だった油屋は今も昔ながらの玉締め製法。
「ういろう」には多くの歴史が詰まっていること。
水戸光圀が対面した日本最古の石碑。
京都・東華菜館のエレベーターは現存最古で稼働。
現役と謳ってますが、資料館等の別の用途になってることも
あります。でも残っていることに価値があると思います。
但し2007年発行、現在はどうなっているのだろうか。
2020年閉園した、としまえんの、機械遺産に指定された
回転木馬の今後は未定。是非残して欲しいものです。

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2024年02月23日

Posted by ブクログ

タイトルを見て「何の本だろう?」と。日本に現存してる「最古のもの」探しでした。暮らしに根づいた最古に往時の最先端をしのぶ と。①享保11年(1726)に建設された山小屋「立山室堂」 ②享保16年(1731)に建造された閘門式運河「見沼通船堀」(パナマ運河の開通が1914年) ③明治13年に建設された洋式ホテル、札幌・中島公園にある「豊平館(ほうへいかん)」(最初のゲストは明治天皇) ④明治41年に建設され、大震災にも耐え抜いた「煉瓦アーチ式高架橋」(かつての万世橋駅) など!

0
2016年05月09日

Posted by ブクログ

[ 内容 ]
電柱、ポストに味噌、油、ダムや道路に回転木馬―。
美術、骨董的な価値とは無縁だけれど、風塵に耐えて生き残ってきたその来歴に、伝統と外国文化の出逢いと融合、この国の歩んできた道のりが垣間見える。
先人たちが知恵と工夫をこらした大小様々の構造物から、道具、食、インフラ、信仰のかたちまで、暮らしに根づいた「最古」に往時の「最先端」をしのぶ。
写真でたどるニッポンの小史五〇選。

[ 目次 ]
1 暮らしのすがた
2 持ち込まれた近代
3 信仰のかたち
4 娯楽の広がり
5 水を活かす
6 いにしえの味
7 意外な原点
8 インフラの発祥

[ POP ]


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2011年05月21日

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