あらすじ
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「平成ガメラ三部作」制作日記の完全版!
怪獣映画の最高峰として、今なお多くの特撮ファンに愛されている「平成ガメラ三部作」。金子修介監督が自身の半生とシリーズ2作目『ガメラ2 レギオン襲来』(1996年)までの制作の裏側を赤裸々に記した『ガメラ監督日記』を『ガメラ3 邪神(イリス)覚醒』(1999年)公開25周年記念として復刊!オリジナル版に刊行後に制作・公開された『ガメラ3』のエピソード等を語った新規インタビューを収録した、「増補改訂版」になります!
(底本 2024年3月発売作品)
※この作品はカラーが含まれます。
感情タグBEST3
特撮本の傑作
特撮関連の本の中でも、この本は名著だと聞いていたが、長らく絶版となっていて、手に取りづらくなっていた。
この度新装版となり、ようやく拝読。
評判通りの面白さだった。
平成ガメラシリーズの面白さは今更言うに及ばずだが、本著は、主に企画か撮影までの準備、その舞台裏が包み隠さず描かれている。
そしてそれが抜群に面白いのだ。この平成ガメラの企画がいかにして成立したか、また、興行的には必ずしも大ヒットとなくてもなぜ3部作つくられたか、興味深い内容になっている。
また、映画においては、長期間の準備期間こそ本質であって、撮影に関する記述はあっさりしているのが驚いた。が、実際、現場としてはそうなのであろう。
脚本と現場でのセリフの修正の箇所、演出におけるニュアンスの調整などの頁は、まさに監督業というものを見ているようで面白かった。
現在もカルト的な人気を誇る平成ガメラシリーズ、終章のG3の新規インタビューでもあるように、ファンの1人としていつまでもG4、待ってます。
アニメのガメラリバースがそれの機運醸成であることを信じて…。
また、作品から常に伝わってくる事ではありましたが、本著を読んでいても、金子監督は本当に綺麗な女の子が好きなんだなとヒシヒシと伝わりました笑
Posted by ブクログ
企画段階から記載してあるので、子供の味方からの変遷や作り手の苦労がひしひしと伝わってくる。
また、本編が大好きで何度も繰り返しみてるので、書いてあるシーンがいちいち思い浮かんで楽しく読めた。
Posted by ブクログ
怪獣映画の代名詞と言えばゴジラではあるのだが、平成の一時期の怪獣映画はガメラが作品としてゴジラに勝っていた時期がある。
今や伝説と言ってもいい平成ガメラ三部作。
その監督を務めた金子修介監督のプリプロダクションからポストプロダクション、そして公開から続編制作と、一連の制作過程を綴ったのが本書。
話の脱線や無駄話も多いのだが、あの伝説的な傑作映画がいかにして産まれたのかを知る上で重要な資料の一つであるのは間違いなく、その過程を読むと驚くことも多い。
それと当時の日記なので時代的に今読むと、これどうなんだ、となる箇所もチラホラある笑
4作目の話もチラッと出ているが、本当にどこかのタイミングでやってもらいたい。たださすがに今やるとなると邦画の製作費、製作環境では平成ガメラのようなクオリティなものは難しいのかな。
Posted by ブクログ
ガメラ3の公開から25周年ということで、復刊。再読。
4Kデジタル修復版が劇場公開された時、珍しく三度ずつ通ってしまったことを思い出す。
アニメ化も済んだことだし、そろそろ続編はいかがでしょうか?