【感想・ネタバレ】〈宮台真司〉をぶっとばせ! “終わらない日常”批判のレビュー

あらすじ

“ブルセラ学者”“まったり革命の旗手”の異名をとる〈宮台〉を現代日本のニヒリスティックな雰囲気の象徴として批判し、さらに個を超えたつながり=トランスパーソナルの世界へと案内する。トランスパーソナル心理学、アドラー心理学などの視点から宮台の人生論、援助交際論、性的リベラリズム、学校論、宗教論などを検証し、閉塞状態にある現代社会に風穴を開ける可能性を模索する。

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Posted by ブクログ

現代日本のニヒリズムを知るのにはよい。
終わらない日常を生きろの「生きろ」がいらないのではないか、という批判が納得できた。終わらない日常は確かに存在していると思う。
が、その日常を生きるか、それとも違うものを模索するかはその人しだいであるからだ。
オウム事件を過ぎ、大脳の刺激の中で生きるしかない現代生活をどのようにくつがえすか、ということが論点である。
トランスパーソナルの視点から言えば大脳以外のところにも喜びはある、となるが、宗教心を忘れたひとは大脳がすべてである、ということになる。
この本の評価は割れるだろう。

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2012年01月12日

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