あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
ひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリーイラスト版》
【うつ病で注目される治療法を完全徹底図解!】
認知行動療法を求める人が増えている。難しいと思われがちだが、治療者との共同作業で効果は高い。本書は基本理念から治療の実際までを解説。全貌がつかめる一冊。
認知行動療法は、体系がしっかりしているせいか、
患者さんたちに「難しそう」「大変そう」という
イメージをもたれがちです。実際は、患者さんの
状態や希望にそっておこなう、共感的な治療であり、
なおかつ、効果も高い手法です。
まず、認知行動療法へのイメージを見直してください。(第1章より)
《1.共感的で、効果的な治療法》
【認知行動療法とは】●従来の精神療法、精神分析との違い/●認知療法と行動療法はコインの裏表/●うつ病・不安障害の治療の第一選択/●薬物療法とじょうずに使い分ける
【考え方のポイント】●認知と行動と感情の三つを考える/●根拠なく思い浮かぶ、自動思考がある/●自分の考え方のくせ(スキーマ)を知る
《2.話す、書くなど形式はいろいろ》
【形式1】 本やパソコンを使う、セルフ・ヘルプ式
【形式2・3】治療者の助言や講義を聞くアシスト形式
【形式4】ほかの患者さんととりくむ集団認知行動療法
【形式5】 治療者と二人でとりくむ個人認知行動療法
《3.患者さんと治療者の共同作業》
【治療の流れ】●まず、なにがつらいか話してみる/●話したいテーマ(アジェンダ)を決める/●患者さんと治療者が協力して進める/●認知と感情を分けてとらえる/●悪循環を発見し、認知か行動を変える/●なにかひとつ、テクニックを試す/●ホームワーク(宿題)にとりくむ
/●終結後も続けることが再発防止に
《4.主なターゲットはうつと不安》
【病気別の対応】【うつ病】【全般性不安障害】【不安障害(パニック障害)】【不安障害(社交不安障害)】【不安障害(強迫性障害)】【不安障害(PTSD)】【その他】
《5.治療はどこで受けられるのか》
【医療機関】/【医療機関の広がり】
【コラム】 最新情報・関連情報が得られるホームページ
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
私自身は、抑うつ状態が続き、精神科に通院して約10ヶ月です。最近、認知行動療法に興味を持ち、手に取りました。
まさに、入門書と言った内容で、取っ付きやすく2時間くらいで読めました。
私が学んだことを3点
・認知(考え)、感情、行動、を切り離して考える(「感じる」と「考える」は別物)
・コラム法…その時の認知とその確証、それに対する反証を考える(極端な思い込み等ではないか?)
・自分が日々イライラしていること、悩んでいることが、客観的に「それってそんなに問題?放っておくこともできるのでは?」と思えた
Posted by ブクログ
認知行動療法の基本がわかる良書だと思う。
イラストも多く、文章だけではないので、直感的にわかりやすい。健康ライブラリーの1冊だけのことはあると思った。
Posted by ブクログ
精神療法の一つである認知行動療法のビギナー向け紹介書。
この本だけでは自分で認知療法を行うのは難しいと思いますが、この本を取っ掛かりにしてノート式(記入式)の認知療法練習帳やネットで認知療法に取り組んでみると良いかもしれません。本書の中でもそういった書籍やホームページが紹介されています。
Posted by ブクログ
認知行動療法がどのような考え方にもとづいているのかを、全体としてつかむにはわかりやすい一冊だと感じました。
ただ、読み進めていくうちに、当事者向けというよりも、治療者や支援者向けの内容が多い印象も受けました。
はじめのチェックシートでは、双極性障害の自分が白黒思考ではないことに気づけましたし、認知の歪みそのものもあまり当てはまらないことを確認できました。
うつ病と双極性障害の違いを、改めてはっきり理解できたのも良い学びでした。
特に心に残ったのは、「心配事や自然に浮かんでくる思考はコントロールできないので、放っておきましょう」という一文です。
無理に抑え込もうとしない姿勢の大切さを自然に受け取れる表現でした。
一方で、巻末の「医療機関を探すときの注意点」などは、うつ病やパニック障害の方が読んでも、その状況で冷静に判断するのは難しいのではないかと感じました。
また、初版が2010年ということもあり、レイアウトや図解のデザインに少し古さがあり、どこから読めばいいのか分かりにくい部分もありました。
情報量は多いのですが、読み進めるにはすこし工夫が必要だったと思います。
とはいえ、認知行動療法の基本をつかむきっかけには十分な内容でしたし、セルフ・ヘルプの考え方については、ChatGPTのようなAIを活用してみるのもひとつの方法だと感じました。
自分の考えや気分を整理する場として応用できそうです。
Posted by ブクログ
認知行動療法の基本知識が身に付きます。どちらかと言うと治療者寄りの本です。具体的な認知行動療法を実践したい方は、別の本で学習することをおすすめします!