あらすじ
「2034年」とは、いまからちょうど10年後の未来。
近すぎず遠すぎない「現実的な未来」を想定し、地に足を着けつつ、
夢や構想の実現に向けて解決策を一緒に考えたい――
TIS株式会社ビジネスイノベーションユニットが先端テクノロジーに関する多様な知見や実例をベースに、
10年後のデジタル社会を大胆に予測する。
労働力人口が減少し、デジタルスキルが必須の社会となった現代。
ITにより、企業も個人も最適化されたサービスを受けることができ、
持続可能な社会の実現に貢献することが可能になってきた。
そして近未来、スマートフォンを使う感覚で、AIやロボットをオフィスや家で、
誰もが活用できるようになるだろう。
こうした人類の進化の局面において、私たちはテクノロジーとどう共存していけばいいのか。
未来に適応した人材活用、技術革新、社会変容、未来デザイン、
そして企業がビジネスチャンスをつかむためのビジョンを提示する。
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Posted by ブクログ
本書のテーマは「今後、DXやAIが普及するとこういった人材が求められる」というものですが、確かに一定の説得力はありました。また、本書には技術ではなく顧客のニーズありきというのも繰り返し書かれており、このことは非常に重要な考察を私たちに与えてくれます。
印象に残った言葉として、「開発者にとっての「いま」とは5年後のことである。だから、今開発している者は、5年後に世の中に姿を現す。」といった点が挙げられます。考えてみれば当たり前のことですが、開発業務に身を置かない私にとってはわかりやすい言葉でした。
なお、タイトルには10年後の予測とありますが、いわゆる未来予測本ではありません。その手の知見が必要であれば、別途ITロードマップなどの本をお勧めします。