あらすじ
大人気! 哲代おばあちゃんの本、第二弾
「長う生きてきた集大成が今の自分です。しょんぼりしよったら、人生を否定したみたいになりますね。心だけは柔らこうにして、おばあさんはいつも機嫌よう過ごしていたいです。なーんちゃって」(「はじめに」より)
「こんなかわいいおばあちゃんになりたい!」「人生の目標にしたい」という声が広島から全国に広がり、ベストセラーとなった『102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方』の石井哲代さんのその後を追った続編。これまでの人生経験から得た「哲代さんが自分の心に言い聞かせている言葉たち」を一冊に。
足の痛みで入院したり、できることが少なくなったりして気落ちする日もあるけれど、弱気の虫を退治して自分を励ましながら、明るく、機嫌よく、しなやかに生きている哲代さん。そのありのままの姿を「中国新聞」のふたりの記者(53歳と50歳、合わせてちょうど103歳)がじっくりと取材し、心に響く哲代さんの言葉を丹念に紡いだシリーズ第二弾。
石井哲代(いしい・てつよ)
1920年、広島県の府中市上下町生まれ。20歳で小学校教員になり、56歳で退職してからは畑仕事が生きがいに。近所の人からはいまも「先生」と呼ばれている。26歳で同じく教員の良英さんと結婚。子どもはおらず、2003年に夫が亡くなってからは親戚や近所の人に支えられながら一人暮らしをしている。100歳を超えても元気な姿が「中国新聞」やテレビなどで紹介されて話題になり、2023年1月に刊行した初めての著書『102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方』がベストセラーに。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今年(2025年)4月に105歳を迎えられ、ドキュメンタリー映画「104歳、哲代さんのひとり暮らし」が上映されている石井哲代さんの二冊目の本です。この本も、かなさんが以前お薦めしてくれました。かなさん、ありがとうございました。
この本は103歳の頃の哲代さんの今までの人生や考え方が綴られていました。読者からの質問に対する答えは的確で、ユーモアも交えた解決策でした。できなくなったことを求めすぎない生き方に共感し、長く生きてきたからこそわかることを伝えてくれているすてきな本でした。
「哲代おばあちゃんの写真アルバム」も含めて、笑顔にすごく癒されました。調べてみたら入院中で、近日中に退院されるようです。歳を重ねても笑顔で皆に元気を与えてくれる哲代さん、まだまだ長生きしてくださいね、という気持ちでいっぱいになりました。
Posted by ブクログ
寂しかったりやる気が無くて鬱々としてる時にどうやって過ごせばいいかの助けになりました。ありがとうございます。
こういう自分でいたいという率直な欲求をコントロールするために、日々できることをちゃんとやって、自分と向き合いながら気持ちよく生きる術とでも言うのでしょうか。
さみしい夜もなんとか自分を鼓舞して生きていくお手本のような生き方です。
読んでよかったです。
Posted by ブクログ
119ページ
1300円
2025年1月18日〜1月19日
哲代さんの真摯で飾らない言葉に励まされる。1日でも長く元気でいてほしいと願うばかり。
Posted by ブクログ
一人暮らししている実家の母を思いながら読みました。
年齢とともに変わっていく心と体を自分なりに受け止めて生きている哲代おばあちゃんの言葉は、心に響く。
読者のお悩み相談に答えるページもあり、夫婦円満に暮らしていくヒントをいただいた気がしました。
Posted by ブクログ
こーゆー一冊は元気になる!
哲代おばあちゃんの第二弾
サラッと読める内容だが、103歳の重み。人生の大先輩、楽しく日々を過ごし、感謝と笑顔の人。ステキだ。
年寄りが機嫌よう笑っていると、地域が明るくなりますなぁ。そういうムード、年寄りは意識して作っていかんといけません。老いても楽しそうだなぁと若い人たちに思うてもらいたいですねぇ。p.84
哲代さんの基盤3つの力
○聞く力 : 内容に聞き入るというより、相手のことをおもうんですね。
○食べる力
○笑う力、笑わせる力: 自分がしっかり笑ってないと、相手を笑顔にできませんからなぁー
ささやかなことも面白がって明るい方を私はみていたいんですね。 p.83
最高齢のおばあさんですが、できることはたくさんあるんじゃないかと思うわけでございます。p. 28
できん、できん、と嘆くんじゃのうて、ああ、これができた、あれもでしたって、一つ一つに大喜びしながら自分を盛り上げるっていうんかな。悩んでもどうにもならんことは「仕方がナイチンゲール」と笑に変えて、機嫌よう暮らすことが、らくに老いるコツじゃと思うんです。 p. 23
Posted by ブクログ
103歳すごいなぁ。教員を58歳で退職してからも地域の人から先生、先生とよばれ公民館のイベントにも積極的に参加してきた。そして今、地域の方に支えてもらいながらも明るく楽しく生きている。元気やなぁ
Posted by ブクログ
103歳の哲世さんの言葉も素敵だった。
一度きりの人生。
自分はどのようにあり続け、周りの人とどう向き合っていくのか。
103年の人生経験がありながらも、何事にも真摯に一所懸命向き合う姿勢には、頭の下がる思いになる。
哲世さんが旦那さんの写真を枕元に置かれてるとのことで、素敵で非の打ち所がない聖人みたいな旦那さんだったのだろうと思っていたが、酒癖で苦労が多かったことに驚きだった。
自分だったら、その部分を引っ括めるて、、とはできないと思う。
ゴツゴツだった石がぶつかり合って、丸くなり、夫婦になっていくと仰っていたが、妻としての哲世さんの凄さも感じた。
Posted by ブクログ
「わたくし、石井哲代と申します。100歳のおばあさんでございます。え、違う?さばを読んどりました、103歳じゃそうでございます。…」って、はじまるんですけど、もう前作が102歳なのに100歳なわけないし、そもそもこの作品のタイトルに103歳ってあるじゃない!って…こういう、哲代おばあちゃんのユーモアセンス最高に好きだったりします!
『自分をご機嫌にする「ひとり時間」の楽しみ方
1,アルバムをめくる
2,ドリルを解く
3,甘いものを食べる
4,特等席に座る
5,詩を書く』
この中の『3,甘いものを食べる』の哲代おばあちゃん、すごくいい笑顔してるんですっ!最高の笑顔です!!ますます、好きになっちゃいました。現在は104歳!!でもって、「ぼけますから、よろしくお願いします。」の信友良則さんと同級生らしく、今年7月に対談したようです。おふたりがどんなことを話されたのか、気になります。中国新聞のサイトの無料会員登録すれば動画で見られるみたいだけれど…見てみようかなっ!おふたりとも、元気で長生きしてほしいです。
Posted by ブクログ
読んでいると哲代おばあちゃんの笑っている顔が想像できて、ほっこりした気分になれる本です。
1. 100点のLINEをぐんと下げて自分をねぎらう。「これができた」「あれができた」と自分を盛り上げる。
2. 人生に無駄な事はありません。103歳のおばあさんが言うんだから本当です
3. 周りから大切にされていると、少しでも思えたらお年寄りは明日も生きようと思えるもの。
4. 人の話をよく聞いてあげる→内容に聞き入ると言うより、相手の人のことを思ってあげる。
5. 「元気?今日は何を食べた?」だけで嬉しい。長話はいらないから毎日電話してあげる。
6. 不便なところ、弱点を大きめに言う→ 頭を下げて「気安い人だ」と思ってもらう。
7. 抱え切れない悲しみ、切なさは、紙に書いて吐き出す。
8. 体は思うように動かなくても、心が自由に動く。感受性をフルに働かせ今を生きる喜びを味わい尽くす。