【感想・ネタバレ】炒飯狙撃手 弐 第3の銃弾のレビュー

あらすじ

選挙中に発生した現総統の狙撃事件。
現場で発見されたのは、合うはずのない2つの弾と2つの薬莢――
台湾発、本格謀略小説!

総統選の投票7日前、台北市で演説中の現総統が狙撃された。直ちに捜査を開始した警察は、近くのホテルの一室からライフルの薬莢2つを発見する。だがそれは、一命を取り留めた総統から見つかった弾とは合致しないものだった。その頃、熱炒店に身を潜める狙撃手小艾は、元刑事老伍に呼び出されて現場付近にいた。嵌められたと気づき、消えたライフルの弾の行方を追ううち、政界の闇が浮かび――。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

2025年の15冊目は、張國立の「炒飯狙撃手 弐
第3の銃弾」です。チャーハンスナイパーPart2です。2004年に実際に起きた陳水扁台湾総統狙撃事件が下敷きになっています。不可解とされている事件の作者なりの真相解明をお得意のスナイパーアクションを盛り込み、エンターテインメント性の強い作品に仕上げています。作品中に登場する料理を想像するのも楽しい、いかにも台湾らしいです。登場人物とその会話も良いです。蚤頭と老伍の会話は、一癖二癖も有り最高です。
主人公の小艾が日本に飛び、佐々木と組んで高野山での追っ手のスナイパーとの対決は、今作でのハイライトだと思います。傭兵時代のアフガニスタン山中での回想を交えながら、高野山の神秘的雰囲気も加えた緊迫感あるシーンに仕上がっていると思います。
☆4.6次作も楽しみです。

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2025年04月14日

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