【感想・ネタバレ】炒飯狙撃手のレビュー

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Posted by ブクログ

炒飯大好き人間として、ブラリと入った本屋でタイトルのみで衝動買い。
腕のたつ料理人が殺し屋という設定はそれなりにありそうだが、炒飯というのが良い。
ちなみに炒飯に何故卵が入っているかと言うとダンテが卵を塩で食えと言ったとか言わないとか。
そんなわけでダンテ仕込みのピリッと塩味の効いた、それでいてしょっぱさのないノワールミステリーの爆誕です。
イタリアからスタートしてヨーロッパと台湾を駆け巡る展開もまた良い。いやあ、サラミの炒飯食べたいよ。

いやあ、しかし刑事は定年間近に限るね。描写はなかったけど小太りであることを期待しちゃう。そうあってほしい。

既に続編が書かれているとか。翻訳早くっ!!

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2024年04月30日

Posted by ブクログ

始めはのめり込めなかった。が、中盤から俄然面白く展開する。少し調子良い場面も多々あるが最後まで読んでよかった。

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2024年05月13日

Posted by ブクログ

 イタリアで中華飯店を営む男は、指令を受ければ狙撃の名手。

 潜伏工作員として台湾政府要人を狙撃した後から、わが身をも狙われる展開だ。台湾国内で発生した殺人事件も関連し、イタリア、台湾と舞台は目まぐるしく入れ替わる。章立ては地名の連記で、混乱してしまう。

 定年退職を1週間後に控えた台湾警察の刑事が解決に向けて精力的に動く。台湾国軍の諜報部門と警察庁の思惑の衝突も見られ、ノンストップで展開する。

 狙撃の描写が詳細で、マニア心を満足させる内容だ。台湾の政治体制に詳しいわけではないが、細部のリアリティが全体像を際立たせ、理解を助けている。

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2024年05月12日

Posted by ブクログ

イタリアの小さな炒飯店で腕を振るう台湾の潜伏工作員、小艾はある日命令を受け、ローマで標的の東洋人を射殺する。だが根城に戻ったところを何者かに襲撃され、命を狙われる身に。一方、定年退職を12日後に控えた刑事老伍は、台湾で発生した海軍士官と陸軍士官の連続不審死を追っていた。やがて遺体に彫られた“家”という刺青が二つの事件をつなげ――。背後に蠢く巨大な陰謀とは!?

スリラーとしての面白さ以上に、出てくる食べ物の描写で読ませる。昨日の夕飯は炒飯でした。

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2024年04月20日

Posted by ブクログ

炒飯の名手というスナイパーと定年退職目前の刑事が対峙するようになっていく話なのだけど、とにかくお腹が空く小説。炒飯から始まりサンドイッチから餃子からとにかくお腹いっぱいになりそうになる。そう書くと何やらユーモア小説風なのだけど、手に汗握る攻防戦である。スナイパー訓練時代の話なかなか興味深く、サイドストーリー的に進んでいくのかと思いきや後の話に繋がっていく。何故台湾のスナイパーがヨーロッパで潜伏しながら活動するのか、刑事は定年前に事件を解決できるのか最後まで目が離せない。続編が既に(台湾より先に)フランスで刊行されているとのことで、今後も楽しみ。

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2024年04月13日

Posted by ブクログ

本文中に時折り出てくる、小艾がつくる炒飯やその他の飲食物が物語の中でいいアクセントになってる。アクション物でありながら、不思議な余韻が感じられる作品。

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2024年03月31日

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