あらすじ
「やっぱりひかるでないとダメなんだ」元カレを忘れられない全国女子は読むと危険!!その想いに火がついてしまうかも!!?一から出直すことをおそれない。恋も仕事も、新しい希望が生まれるから。異動まで1ヵ月をきったひかる。舞妓さんへの営業に行き詰まるが、天野の助言に力を得て、視野を広げたアプローチの仕方を学ぶ。自分の中で増してゆく天野の存在と、親友・静の恋心との間で、ひかるが感じる複雑な気持ち……。そこへ、奈津子と別居状態になった新堂から、衝撃の告白を受けて――!!?
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ハラハラする
雅也のひかるを想う気持ちが切なすぎて泣ける。奈津子は憎いからとひかるをあの手この手でおとしめようとするけど結局は全部自分に返ってくるってことがわかんないかな。
憎悪の感情にまみれてる人間には思い付かないことか…
舞妓さん圧巻のシーン
こやまゆかりさんの漫画はどれもドラマチックで面白い。最近マンネリ気味にも見える(だいたい独裁的な旦那との離婚問題と、子供と母の愛、悪知恵の働く美女が毎回出てくる)。しかし本作は恋愛に特化した展開が面白い。
特にこの巻では、主人公ひかるの頑張りによって、危機的状況に舞妓さん芸妓さん一同が現れて窮地を救ってくれるシーンが圧倒的な感動を生む。
あれだけ疎まれてきたのに。一同が深くお辞儀するシーンは絵の表現も見事過ぎて震えた。
こんなの現実にないでしょ、というくらいの試練が次々とひかるを襲うが、そのたびに立ち向かい、頑張る姿に、読者は応援したくなり、成功を期待する。
ついに花街を動かす場面は、ひかるの夢が叶う瞬間でもあり、努力で人は報われる、誠意は相手に通じる、と、読む人にも希望を与えるシーンだった。
読むと元気になる漫画です!