【感想・ネタバレ】燃える氷華のレビュー

あらすじ

大宮署の刑事・未希は17年前に息子を亡くした。廃工場の冷蔵庫に閉じこめられて死んだのだ。犯人は捕まっていない。ある日、大宮駅前で車の爆破事件が発生。被害者は息子の葬儀を執り行なった男だった。さらに数日後、その同僚だった男もまた、大宮駅前で刺殺される。17年前の事件が、時を超えて動き出した――未希は捜査にのめり込むが、思いがけない出来事が彼女を襲う。第27回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

大宮署の刑事・蝶野未希の息子遥希は、17年前、廃工場の冷蔵庫に閉じこめられて死んだ。一緒に遊んでいた二人の友達のうち、一人は行方不明。一人は親の都合で外国に行った。犯人は捕まっていない。その後刑事から交通課に異動した夫・隼人と入れ替わりに刑事になり、事件を忘れるように言う夫と別居する。
ある日、未希は、同期で県警刑事の宇月と大宮駅前で発生したドライアイスを使った車の爆破事件に遭遇。被害者は、遥希の葬儀を執り行った葬儀社の社員で独立して葬儀社を営む三上だった。因縁を感じた未希は、息子の事件との関係を探り始める。


女性の生きづらさを背景にしつつ、真犯人の歪んだ愛情と復讐心を描く。さまざまな親子関係をちりばめて。

未希の葛藤をわがことのように感じる女性は多いんじゃないかな。それにしても真犯人…… だよねと思いつつ、闇が深い。

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2024年06月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

題材
・警察

テーマ
・どれだけ困難が襲いかかろうとも、走り続ける

最も伝えたかったこと
・息子の死を抱えながらも、警察官として生きる主人公の姿

何が新しいのか
・熟女&女性警察官

キャッチコピーは何か
・「大切なのものは永遠に戻らない。刑事にしがみつくしかなかった」

その他(心に残ったことなど)
・著者と同年代の主人公(故に世代特有の部分が台詞や行動に反映されている)
・最後の章で途端に冷めた。無理にすべてを繋げなくても……と思った。

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2024年05月19日

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