【感想・ネタバレ】燃える氷華のレビュー

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Posted by ブクログ

ドライアイスを使った殺人事件が起き、蝶野未希と宇月刑事が捜査する。
蝶野は17年前に息子を冷蔵庫に閉じ込められ亡くしていた。
その後に次々とドライアイスを使った爆弾や窒息死の事件が続き、ドライアイスから葬儀社の男に疑惑を向けるのだが。
捜査を進める過程が面白い。なかなか核心に迫れない中で、事件周辺に関わる人物たちの切ない事情や悪徳業者の裏の顔が明らかにされる。
ただ事件解決の過程は面白いのだが、犯人が判明した後の犯罪過程を犯人が説明するのは興醒めの感があった。
警察刑事と夫婦、警察官であり女性であり母親である苦悩が、女性犯罪者と共鳴する感情は女性作家ならではの観点として好ましかった。

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2024年05月02日

Posted by ブクログ

第27回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。

主人公は大宮署の刑事・蝶野未希51歳。
別居中の夫・隼人は交通課勤務。

二人の間には息子がいたが何者かに冷蔵庫に閉じ込められ死亡。
犯人が逮捕されないまま17年の月日が流れた。

そして起きたドライアイス連続殺人事件。

両者の間に何らかの関係があるのは確実だが犯人像はなかなか見えて来ない。
いくつもの要素が複雑に絡み合い、誰が誰を操っているのか知りたくて一気読み。

終盤は怒涛の展開で二度三度と衝撃を受けた。

ただ劇画調の装丁が残念。
クールなデザインの方が作品を表現出来た様に思う。

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2024年04月14日

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