あらすじ
学校の授業中は勉強しているけど、授業以外での勉強の方法がわからない。試験はまだ先だし、勉強は授業の中だけでも十分じゃないの? そういった疑問に答えるべく、授業の理解度をぐんぐん上げるための予習と復習の考え方を解説する。予習と言えば教科書を眺めるだけ、復習といえば解説をノートに写すだけ、といった人は必読。効率的、効果的な勉強法と、苦手な科目でも対応可能なメソッドで、あなたのやる気もあがるはず!
学校の授業中は勉強しているけど、授業以外での勉強の方法がわからない。試験はまだ先だし、勉強は授業の中だけでも十分じゃないの? そういった疑問に答えるべく、授業の理解度をぐんぐん上げるための予習と復習の考え方を解説する。予習と言えば教科書を眺めるだけ、復習といえば解説をノートに写すだけ、といった人は必読。効率的、効果的な勉強法と、苦手な科目でも対応可能なメソッドで、あなたのやる気もあがるはず!
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Posted by ブクログ
方略(=strategy)
反復方略→単純な繰り返し
精緻化方略→イメージ・意味を加える、語呂合わせ、理由を考える
体制化方略(organization)→整理する、まとめる、比較する
メタ認知的方略
プランニング
モニタリング
コントロール
動機付け調整方略→報酬に頼らず自分の意識の持ち方でやる気を高める方が効果的
予習→前もって知識が持てる(疑問も)
予習すると授業では精緻化、モニタリングが可能
復習で定着を図る。
教訓帰納→解いた問題から他の問題に使えそうなポイントを引き出しておくこと
間違えたら、間違えた理由をメモする
掘り下げた自己説明→「もっと詳しく」「どういう意味?」
仮想的教示→誰かに教えるつもりで説明
(教科書の)自律的利用→説明も読む、知識不足を確認する
Posted by ブクログ
学習動機について、「そもそも新しいことを知るのが楽しい」のような充実志向だけでいると、中学・高校と上がっていくうちに学習が難しくなったときに急に学習ができなくなってしまうことがあるという話が、自分の経験にもあてはまった。
教育者向けというよりは高校生や大学生向けに書かれた本と言える。
認知心理学の視点から、どういった学び方が知識の定着につながったり、生活や次の学びに生かされたりしていくか、具体的な方法が示されている良書。
教育者向けには『予習の科学 ー「深い理解」につなげる家庭学習』という著書があるとのこと。
Posted by ブクログ
・知識があれば理解しやすさが変わる
・メタ認知的方略について
・反復するなら間隔を置く
・覚えるには「なぜ」を付け加える
・予習の目的はわからないことがわかること
・プランニングが大事→けテぶれのけ
・ノートにQNKSのN
・学びのサイクルの回転数
・「説明する」
・教科書を使う
・テストや宿題を軸とした学習の自己調整
かなり葛原文脈。
学生向けとあるが、学生には少々読みづらそう。
Posted by ブクログ
<目次>
序章 あなたはなぜ勉強するのか
第1章 すべての学びは知識から
第2章 勉強はやり方次第
第3章 自分の勉強を自分で調整する
第4章 予習と授業と復習で理解を深める
第5章 効果的な予習法とは
第6章 復習での工夫
<内容>
勉強法の本。今までもこの手の本はたくさん出ていたが、中高生を読者に想定し、予習・復習とかなり具体的に踏み込んだ勉強法を提示し(効果の上がらないやりがちな勉強法も示して)、実験データを元に、その効果を適切に示している。教える教師側もこの手の本で学べば、授業に取り入れてその知識の定着度を上げられると思う。自分もやってみたい。
Posted by ブクログ
効果的な学習方法とは、意図を持った学習をすることであり、時間は関係ない。予習をする際は、問いを作ること、復習をするときは解法のコツをおさらいし、他人に説明出来るようになるとベスト。
Posted by ブクログ
予習により、聞くべきポイントを明らかにする。
授業では、疑問箇所を集中的に聞く。
なぜ、そうかのか。背景も含めてることで理解度を上げる。
復習では、自分の言葉であらためてまとめなおしてみる。これにより、理解不足な箇所を明にする。忘れかける頃にみなおす。
これって、本を読む上でも応用できる。
ただ、この本、誰に向けて、なのか、意識した方が良いだろう。授業といっているので、学生がターゲットだろうと思うし、あとがきにも、中学生から大学生となっている。
それにしては、書きっぷりが論文的すぎるので、もったいない。
高校生の頃に読んでいた和田秀樹さんの勉強法の本を思い出した。