感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
現代における生きづらさをそれぞれ違う生い立ち、環境で表現している作品。ミステリーな要素も相まってとても面白かった。
最後に犯人が語っていたこと全部にとても共感してしまう。特に本当の繊細さんについて。
〜本当の繊細さんは、自己肯定感が低くて、自分に期待しない人。自らを繊細さんと言っている人は、自己肯定感が低いわけでも、他人に気を遣っているわけでもなく、ただ自分をよく見せたいだけ。〜
いるよなあ〜こういう人。と笑ってしまった。
女の辛辣な部分が共感出来た作品であった。納得の⭐️5つ。
Posted by ブクログ
生きづらいなって思うことは悪いことじゃないし、実際私自身も思うときがある。でも、その生きづらさを他人や社会のせいにしたってどうにもならない。変えられるのは自分自身だけだから。
私って生きづらいな、じゃあ私はそんな自分を変えたいのだろうか、どうすればいいのだろうか、どう生きていきたいのだろうかって考えるのが大事なんだと思う。
ただ、本当に他人や社会が生きづらくさせている人もいるのが難しいところ。
物語はとてもおもしろくて、先の展開が気になって読む手が止まらなかった。でも、復讐の動機が少し引っかかったな。樹に関してはまだわかるけど、他の4人は…それほど凛にとって葵が大切だったってことだろうけど。
Posted by ブクログ
生きづらいってなんだろう
私も生きづらいって思ってた
でも、生きづらいもどきだった。
暇人なだけだった。
5人それぞれが感じていた生きづらさ
全くタイプが違うのに
それぞれに共感できた
生きづらいって、ただ自分がうまく生きられない言い訳にしたかっただけ。
ちょうどいい言い訳だったんだ。
一人づつ消えていくというミステリーも
とても惹き込まれた。
最後の神父さんとの会話
あれは死刑に向かう時ということかな
とにかく、これからは生きづらいって思うのやめようと思う。
Posted by ブクログ
連作短編かと思っていたらミステリータッチの復讐劇。大学卒業後も続く5人の友情と元は6人だった1人の自殺の過去。それぞれの人生の生きづらさを嘆きあう5人に忍び寄る影。心理描写が巧みで引き込まれて一気読み。
盗作はあんまりだと思ったけれどそれ以外はそんなことでと感じ、犯人の異常性が際立っていた。
Posted by ブクログ
皮肉のエッジが効きに効いてるミステリー。
とはいえ、「生きづらさ」を表明することそのものに対して罪悪感を抱くことが強制されるような感覚もして、モヤモヤしました。
確かに「生きづらさ」を隠れ蓑にして
思考停止してしまったらダメ。
更に、それを他人への攻撃や押しつけに転じてしまってもダメ。それは分かる。
でも、作中での解決方法は、果たしてそれでいいの?と、疑問に思いました。
傷付いた人、傷付けられた人がいて
それを見ていた人が 傷付けた人を断罪する。
それって、本当に正しいの?と色々考えてしまった。
伏線回収もしっかりあって
エンタメや物語としては楽しめました。