あらすじ
モノが売れない時代に、
これからの営業部はどうしたらいいのか?
とりわけ営業部長はどう変わっていけばいいのか?
国内唯一のMBA(営業戦略・組織)で教える
「これからの営業部長の戦い方」について、指針を示す一冊です。
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モノが売れない時代に、その矢面に断つ営業部、とりわけその先頭に断つ営業部長は、大変な重責を負っています。
若手の仕事に対する向き合い方や、ビジネスの環境・常識も様変わりした中で、それでも会社の「売上数字」を背負う立場の営業部は、どこも非常に難しい立場にあるでしょう。
そんな環境下において、これからの営業は何を目指すべきなのか、そしてどう変わっていくべきかについて、丁寧に解説します。
著者は、元リクルート営業部長で、現在は大学院のMBAクラスを担当するほか、企業の部長職以上のクラスへの研修など、多彩に活躍しています。
そんな営業に対して誇りを持つ著者が、営業部のますますの重要性を語り尽くした本書。
かつて自らも悩んだ営業部長という立場で日々戦っている読者への、熱烈な応援歌にもなった一冊です。
(「はじめ」により)
本書を読まれた営業部長の方は、明日から自分は何をなすべきか、迷わず、腹落ちして行動できるそんな状態を作り出すことを目標にしています。今まさに部長自身の役割について迷っている方はもちろん、次に部長の任に就かんとする方、あるいは営業部長をどう導いたら経営がうまくいくかと思案されている経営陣の方々に、本書が最適な手引き書になると自負しています。
■目次
第1章
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
上司に薦められて手に取ったが、非常に含蓄のある書籍で多くの学びを得ることができた。「営業部長」というタイトルだがもっと汎用性があると思う。
あいまいになりがちな各役職(役員、部長、課長)の役割を明確化したうえで、本書の対象である部長については役員が掲げる「思い」の実現のため、①外部統合②思いの具現化(戦略・戦術)とそれの部下への伝達③内部統制ができる課長の育成(リーディング・コーティング)が部長の役割であり、課長の延長のような仕事のやり方(大課長)や下からの報告を承認するだけでは部長の職務としては不十分である。
非常に重要な職責を担う部長には「知識」などのスキル面に加えて、「美意識」が必要であること、そして部下についていきたいと思ってもらえるよう自分自身を磨き上げていく必要があると、部長職だからこそ更なる自己研鑽の必要性を説く。
本書の著者は今まで存じ上げなかったが、他の書籍も是非読んでみたいと思う。