【感想・ネタバレ】DX沼からの脱出大作戦のレビュー

あらすじ

近年ビジネスの現場では、DX、DXと呪文のように騒がれるようになっている。しかしDXは本当に魔法の武器なのだろうか?

現場からは、「仕事量が異常に増えているだけで成果が上げにくくなっている」という悲鳴が聞こえてくる。例えばSNSを取ってみても、ツイッター、facebook、インスタグラム、youtubeと配信先だけが4倍に増えているが、売上も4倍に増えているとはとても言えない。

最悪なのはポップアップ広告で、ユーザーの顰蹙しか買っていない。なぜそこにお金をかけるのか? DXという手段にだけ囚われて、本来の顧客を見失っているのではないか。

近年、若者の間では、「ホスト沼」「ギャンブル沼」のように際限なく何かにハマって抜け出せなくなるさまを「沼」と呼ぶのが流行っているが、これはまさに「DX沼」ではないか?

デジタルマーケティングのコンサルである著者が、DXの成功例と失敗例を上げながら、丁寧にわかりやすくDX改革のコツを解説する。

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Posted by ブクログ

マーケティング、プロモーション系DXの書籍としては、納得感の高い1冊、であると同時に学びや新しい発見もあった。私自身はデータドリブンとか言ってるニワカな輩に、「で、その母集団はどうなってるの?」など、統計学の本質的な疑問を投げかけて困らせてきたが、同じような匂いを感じる著者であった。組織の中では、けっこう面倒がられるし、上が危機感を感じるタイプなんだけど、権限は与えないものの絶対に外されないみたいな、いわゆるホンモノ職人系。

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2024年05月26日

Posted by ブクログ

 DXは目的を達成するための手段です。デジタル技術は顧客を開拓し、売り上げや利益をポジティブに伸ばすために活用されるべきものです。しかし、DXを行うこと自体が目的になってしまった場合に問題が起こります。
 本書では、効果的なデジタル技術の使用法を紹介しながら、問題解決のアドバイスをしています。ECサイトやSNSの運営、デジタル広告やデジタルマーケティングの現場で疲弊している方、DXを進めたいがデジタルに明るくない経営陣の方におすすめの一冊です。

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2024年03月12日

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