【感想・ネタバレ】Invention and Innovation 歴史に学ぶ「未来」のつくり方のレビュー

あらすじ

ビル・ゲイツ絶賛の世界的権威が語る、テクノロジーの歴史と未来。報道や広告ではわからない事実(ファクト)を明らかに。過去の「イノベーションの失敗」から教訓を得る、世界水準の教養!

世界的権威が語る
テクノロジーの歴史と未来
過去の「失敗」から得られる教訓とは?
いま、本当に必要なビジョンとは?――

AI バイオ 超高速輸送 クリーンエネルギー etc.
報道や宣伝ではわからない事実(ファクト)を明らかに!
・「発明(インベンション)」イコール「イノベーション」ではない
・イーロン・マスクの不都合な真実
・原子力は「成功した失敗」だった
・脱炭素化を急いではいけない
・「指数関数的成長」は誤解されている
・現代文明をつくった空前絶後の10年間 ……


●ビル・ゲイツ大絶賛!「2023年冬・おすすめの3冊」に選出
「私がもっているシュミルの本はみんな、読んでいるあいだに書きとめたメモでいっぱいだ。『Invention and Innovation』も例外ではない」(Gates Notes)


●原題
Invention and Innovation: A Brief History of Hype and Failure(2023年刊)

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

<目次>
第1章  発明とイノベーション~その長い歴史と現代の狂騒
第2章  歓迎されていたのに、迷惑な存在になった発明
第3章  主流になるはずだったのに、当てがはずれた発明
第4章  待ちわびているのに、いまだに実現されない発明
第5章  テクノロジー楽観主義、誇大な謳い文句、現実的な期待

内容>
発明は英語でインベンション。これとイノベーションをかけたタイトルである。この本では、さまざまな発明のうち、成功したが、問題点が多く、現在はほぼ使われていないもの。一瞬良いものに見えたが、他のインベンションや失敗から、現在はもう見られないもの。期待は高いが(もしくは高かったが)、いまだに社会に貢献するほどの成果を上げていないもの。こうした例が複数詳細に説明される。第2、3章では、政府や企業が、実験結果の不具合を隠蔽したり、意図的に見ないふりをしたりした。もしくは当時は有効だったが、地球への負荷が高すぎたものなどがあげられる。第4章は、実験上は効果が見られたり、可能性が語られるが、実用性に問題のあるものがあげられる。最終章でその問題点をまとめている。科学は進歩するのだが、誰もがその着実な部分よりも、先進性に目が向きすぎて、問題点や実現性の低さに目を塞いでしまうのだ…。しかしこの本では、科学万能ではなく、人間の方の問題を多く語っている。

0
2024年05月19日

「ビジネス・経済」ランキング