【感想・ネタバレ】放浪・雪の夜―織田作之助傑作集―(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

『夫婦善哉』の作者であり、太宰治、坂口安吾の盟友としても知られる織田作之助。その作品の魅力は豊かな物語性にある。料理人順平の流浪の旅を描く「放浪」。別府へと逃れ落ちた男と女――「雪の夜」。商才に優れた男が家を再興する芥川賞候補作「俗臭」。龍馬に慕われた寺田屋お登勢の半生「蛍」。織田文学の研究者が厳選した11編を収録。波瀾万丈そして人情。大阪が生んだ唯一無二の作家がここにいる。(解説・斎藤理生)

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Posted by ブクログ

ストーリーが濃縮された短編とでも言えばいいのか、一つひとつの作品に力があって、どんどん読ませてくれる。
「夫婦善哉」でもそうだったが、この人はダメな男を描かせたらすごいと思う。
ダメなのに憎めない、そういう男。
女性一人称の短編もあったが、個人的には男性が主人公の短編が好み。
どういうダメ男がいい男なのか、知りたい方はぜひ。

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2025年01月06日

Posted by ブクログ

人間が生きている限り、理由や原因の無い憂愁の感情が有る。しかし織田作之助の生きていた当時、新作を発表する度にすざまじい悪評をされたという。

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2024年06月15日

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