【感想・ネタバレ】電車屋赤城のレビュー

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Posted by ブクログ

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黙々と額に汗し機械油にまみれて働く電車整備士を主役にした小説って、今まで目にしたことがなかった。工場を舞台にした小説はいくつもあるが、油と汗の匂いが感じられるほど、電車整備の世界が圧倒的なリアリティでもって描かれている。岡崎武志氏の解説がまた好い。
私としては、直木賞をあげたいぐらい。

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2011年08月27日

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一つ一つの描写は臨場感もあり、非常に巧み。
構成が少し欲張り過ぎに思う。登場人物全てのエピソードが丁寧すぎて、誰が物語の中心なのか分かりづらい。

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2017年11月12日

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神奈川を走る鉄道会社の車両整備を舞台にしたドラマ。筆者がかつて働いていたKQがモデルになっているのだろうけど、消えゆく無骨な旧型電車を守りつつ会社側の新しい車両導入によりどんどん立場が危うくなる中で繰り広がれる人間模様。新しい車両は部品を交換するだけ、昔の車両は熟練の技が生きる、そんな話もありつつ基本は人間模様だけど端々に鉄道の専門的な話も入っていて、横須賀の町並みの情景などもあいまってどこにでもありそうなそんな話。各章が分かれているので細切れで読むことができるそんな作品でした。

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2015年03月19日

Posted by ブクログ

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ひとりの電車工員を軸に、電車整備に関わる人々の夢・人生を垣間見れる物語。時代の波に飲まれ翻弄される人々の熱い生き様に、胸が熱くなりました。
正直自分は電車が嫌いであまり乗らないようにしているのですが、いつも定刻どおりに運行し、事故の無いようにしっかり整備している人々の想いや気概を感じて、電車の乗ること・見ることを改めて考えようと思いました。
と同時に、物語に出てくるような気骨のある職人・社会人・大人として自分の行く末を考えたいとも思いました。
今だけでなく、未来についても考えなければ・・・と想わずにはいられない、自分の背中を見つめなおさせる物語でした。

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2014年02月27日

Posted by ブクログ

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電車好きは読まないと。電車に興味の無い私でも楽しめるのは、登場人物の魅力に尽きる。赤城さんに会いたい!読んでる途中からそう思うし、読み終わっても気になる存在。他の登場人物も、嫌な奴だけど、実は憎めない奴だったり…と、ヒューマンドラマを見終えた気分になれた。

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2015年05月18日

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