あらすじ
生成AI時代のビジネス・サービスづくりの教科書。
生成AIをいかに活用して新たな価値を生むか、成功のフレームワークを大公開!
OpenAIの対話型AI「ChatGPT」をはじめとした生成AIは、もはや一過性のブームではない。
とはいえ、
「使ってみたけれど思ったほど仕事に役立たない」「どう活用すべきか分からない」
「ビジネスに本当に生かせるのか疑問」など、
懐疑的な声もあふれている。
本書は、そんな疑いや疑問を払拭するための指南書だ。
それも、経営層や事業リーダー、サービスづくりに携わる方たちが真に求めている知識やノウハウを提供することを目指した一冊だ。
「事業づくり」「サービスづくり」、そして「組織づくり」という3つのテーマに関して、「現在」と「未来」の2つの時間軸で章を展開していく。
ただ単にノウハウを学べるだけでなく、未来予測もふんだんに盛り込んでいる。
「小売」「Socialサービス」「メディア」「エンタメ」「ゲーム」「教育/学習」など、多様な業界の未来予測は必見だ。
具体的なテクニックからビジネスづくり、そして未来予測まで、生成AI時代を勝ち抜くための答えがここにある!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
企業がAIを業務にどう活用すべきか、初心者にもわかりやすく解説された一冊。
各種AIサービスの紹介だけでなく、導入時のハードルとその乗り越え方まで丁寧に書かれていて、非常に実用的だった。
ただ、1年前の本にもかかわらず、すでに技術が進化している部分もあり、AI分野のスピード感を強く実感した。
Posted by ブクログ
・生成AIでどんな変化が起こるのか
・生成AIの本質的な価値は何か
・生成AIは中で何をしているのか
といった大きな話がとても共感できて面白かった。特にAI新皮質や座標系の話などは個人的にすごく興味深かった。
どんな情報ソースを取れば良いのかというノウハウも参考になった。組織づくりという点では浅かった印象。
Posted by ブクログ
「AIって最近すごいけど、自分の仕事には関係ないかも…」と思っている人にこそ読んでほしいのが本書。生成AIは、単なるツールじゃなく、これからの“事業や組織の前提”をガラリと変えていく存在なんだ、と気づかせてくれます。
著者の梶谷さんは、生成AIを「どう活かすか」に悩む現場に長年関わってきた人。だからこそ、技術の話ではなく「どうやって社内で話をまとめるか」「ユーザーの本当のニーズをどう見つけるか」といった実務目線のヒントがたっぷり詰まっています。
なかでも面白いのは、“意味”と“意義”という2つの視点。ただAIを使うんじゃなくて、「それって誰のどんな悩みをどう解決するのか?」までちゃんと突き詰めようという話。こういう視点、意外と抜けがちなんですよね。
さらに、GPT-4が創造性のテストで人間を超えているという話も登場し、「もうAIと競うんじゃなく、一緒に動く時代だ」と背筋が伸びました。
ビジネス書だけど、ガチガチの専門書ではありません。戦略、プロダクト、組織――AIを使って“何を変えるか”を考えるすべての人に、腹落ち感をくれる一冊。迷っているなら、読んでみて損はありません!
Posted by ブクログ
生成AI本として4冊目。良さそうなタイトルに誘われました。著者は梶谷健人氏で、生成AIなどの最先端テクノロジーやプロダクト戦略を軸にしたアドバイザーとして活動されている方の模様。
感想。プロンプトの入力テクニックはとても参考になりました。タイトルにある、組織の作り方、はうまく学びとることは出来ませんでした。
備忘録。
・生成AIを事業や組織に本気で活用した企業とそうでない企業の間に相当な差が生まれる時代になる。
・ソフトウェアサービスもAIに破壊される時代になる。
・2023年の独フンボルト大学の研究では、人間の創造性を評価するテストで、既にGPT-4がほとんどのタスクで人間を上回り、GPT-4よりも創造性が高い人は100人中9人しかいなかった。
・生成AI領域で成功する事業・プロダクトづくりのポイントは、「意義」と「意味」のデザイン。解決しようとしている顧客の課題が顧客が本当に困っているものか。顧客の課題を解決する手段として、本当に生成AI技術の活用がベストか。
・「意義」のデザインには、徹底的な顧客理解と、本質的ユーザーのアプリ出しと検証が必要。
・「意味」のデザインには、生成AIの7つの本質的価値を理解し、それを課題解決のコアに据えることが有効。
・生成AIの7つの本質的価値とは。①コンテンツ創造コストを限りなくゼロにする、②システムによる自然な対話、③非構造化データのベクトル化による柔軟な処理、④マルチモーダル化、⑤高単価専門知識の民主化、⑥言語障壁の軽減、⑦新たなインプット手法の実現。。。これも生成AIで作ったか?
・MOAT(堀)=中長期で競合他社に負けない理由、という考え方がある。新サービスではこれを仮設したいが、もはや崩れる前提で前に進めざるを得ないことも考えとけ。
・プロンプトの入力テクニックは至極。繰り返し自己改善とか。アイデア企画などでは、「リーンキャンパスの表で出させる」とうまく指示するやり方とか。
Posted by ブクログ
生成AIは変化が激しく本に書かれている内容もすでに古くて参考にならないケースもあるが、本書は比較的本質的な部分にフォーカスしており参考になる部分が多かった。
Posted by ブクログ
事例も多くオーバービューにはちょうどよいものでした。DeepLearningチョットワカル&プロダクト開発やってますという人からしたらそうだよね〜〜という感じでした。
経営層とか部課長の人向けっぽい内容(褒めてます