【感想・ネタバレ】愛しのゴキブリ探訪記のレビュー

あらすじ

ゴキブリは世界に4000種以上、日本では60種以上が生息しています。黒くて素早い、家の中にいる生き物というイメージが強いかもしれませんが、ゴキブリはとても多様な生き物で、鮮やかな緑色のゴキブリもいれば、カブトムシのようにゆったりとした動きのゴキブリもいます。虫好きが高じて昆虫館で働き、いまではゴキブリストと名乗っている著者。じつは、最初からゴキブリが好きだったわけではありません。あることがきっかけでゴキブリの概念が崩れ去り、彼らのことを何も知らないのに気づいたそうです。「ゴキブリとはどんな生き物なのだろうか」。ゴキブリのことを知っていくうちに、その魅力にハマり、ついには彼らを探して旅をするようになった著者。本書は、憧れのゴキブリたちを求めて日本や世界を旅し、そこで出会ったゴキブリを紹介するサイエンスエッセイです。さぁ、ゴキブリの奥深き世界へ、一歩踏み出してみよう。

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Posted by ブクログ

 多くの人が恐らく苦手な、ゴキブリ。
私も苦手であり、できたらお近づきにはなりなくない。
 なぜそう思うのか。
そのひとつは名前から受ける印象。著者が言うように「コキフリ」と名づけられていたら、イメージが変わりこんなにも嫌われていなかったかもしれない。
 そして印象を取っ払い本書を読むと、何も知らなかった昆虫の世界が広がり、好奇心が刺激され、楽しく読めた。
 まだ苦手意識はあるが、おわりに、と記された言葉は深く心に残った。
 私たちは、住む世界は一緒だが、見えている世界は一人ひとり違う。(P.228 おわりに より)

 

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2024年04月07日

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