あらすじ
◆藤野英人氏(レオス・キャピタルワークス代表)絶賛!◆
「全経営者必読!速攻で永遠に効くメソッドだ」
◆電通の時短改革「社長特命」から2年間の激闘で学んだすべて◆
効率化、働き方改革、生産性向上、新規事業……あらゆる改革に効く
1カ月で「10万時間」削減の全手法を初公開!
現場が改革に抵抗する「本当の理由」を知ることが、
あらゆる改革の第一歩となる――
超「具体的・実戦的」な
「23のやることリスト」と「58のチェックポイントリスト」つき!
◆「社長特命」が下った日――本文より抜粋◆
電通の常務執行役員だった山本敏博さん(のちに社長)は、
自室で私を座らせるやこう告げました。
「労働環境改革を、会社の最優先事項として全力でやる。
私自身が責任者となって、指揮をとるつもりだ。
小柳、きみも手伝ってほしい。
いますぐ出向先の子会社から電通本社に帰任してくれ」
やっぱり「あのこと」でした。
(中略)
目の前にいる山本さんからは、
改革に臨む不退転の決意がひしひしと伝わってきました。
そんな山本さんに、私はこう答えました。
「お声がけありがとうございます。
私は、『時短』のための改善ならばお手伝いができます。
ただし、1つだけ条件を出させていただけませんか?」
◆「時短すらできない会社、カッコ悪い!」◆
時短「すら」できない企業は、
人材・顧客・資本、
そして社会から見放される。
「鬼時短」は、
あなたとあなたの会社が「選ばれ続ける」ために
生まれ変わる第一歩である。
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Posted by ブクログ
まさに自分が管理職として直面している課題で、とても参考になるアドバイスが多く得られた。ムダな業務を現場にリストアップさせてはいけない、時短改革を時短してはいけない、など。つまりトップが現場に丸投げしていることが、非効率業務や長時間労働の原因。働き方改革ではなく、働かせ方改革にする。そのために、トップが現場の主をどう巻き込むかの具体例も書かれていて、とても良かった。
Posted by ブクログ
時短は会社が社員に強いている無駄をなくすこと
というのは本当にそのとおりなのだが、
イマイチわかっていない人が多いと思う。
社員の無駄を社員の尻を叩いてなくそうとする
人も多い。
電通との案件は複数経験しているが
真夜中でも平気で電話してくるし
こちらが連絡をとりたくても
「こんな小さいのじゃないもっと大きい案件をやってるんだ」
と連絡を無視するしで
自分たちが定時で終わって発注先にあとはよろしく
では済まないんだ!なんてプライドがある人とは
残念ながら仕事をした覚えがない。
Posted by ブクログ
仕事を早く終わらせるテクニックが書いてあると思って読んだら全くの期待ハズレでしょう。
ブラック企業が排除される時代、経営の重要課題として時短が求められており、経営者自身がその課題を達成するための具体的な方法が電通という巨大企業の事例を通して書かれています。
読む人を選ぶ本だと思いました。
Posted by ブクログ
電通がその後どう変わったかということについて少し興味があり、木下斉さんのVoicyでも紹介されていたので購読。
大きい≒硬直的な組織をいかに動かすか、という内容で残念ながら今の自分の立場ではあまり参考にならず。が、そういう組織の人々と接する上での参考には幾分かなったかなという感じでした。電通の組織風土の話も興味深かったです。
自分は元々が大きい硬直的な組織だったので、そのときの文化を当然と思わずアップデートしていかねばと改めて思いました。今回で言うと特に、オプトインとオプトアウトみたいな考え方。
気になったキーワード→社長は私欲で訴える(嘘はつかない)、小さな成功を積み重ねさせる、結果で見せて実感させる、トラブル時の現場トップ対応、噴水型稟議システム、ホワイトネス経営