【感想・ネタバレ】開業医の正体 患者、看護師、お金のすべてのレビュー

あらすじ

クリニックはどうやってどう作るの? お金をどう工面しているの? 収入は? どんな生活をしているの? 患者と患者家族に思うことは? 上から目線の大学病院にイライラするときとは? 看護師さんに何を求めているの? 診察しながら何を考えているの? ワケあって開業医になりましたが、開業医って大変です。開業医のリアルと本音を包み隠さず明かします。開業医の正体がわかれば、良い医者を見つける手掛かりになるはずです。

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ネタバレ

良書。
お医者は高収入だが、使う暇がなさそう。ストレス大、若い時の苦労も大きい。
小児外科なので、参考になった。熱が出てもあせらず、数日様子を見る。薬に頼りすぎない。おかしいと思ったら医者を頼る。プロを信用する。
小児科と内科は別。開業医はベテランも良さがある。

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2025年03月08日

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ネタバレ

医師 特に開業医 大学病院 その他病院医師の仕事・給料・考え方など ここまで話していいのかレベルでつまびらやかにしている内容
千葉市若葉区にて開業

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2025年02月11日

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開業医は儲かるのか?困った患者とは?勤務医と開業医の違いは?医者は看護師をどう見ている?女性は医師に向いている?医者の本音とリアル、そして筆者の良心が伝わってくる良本。こんなお医者さんが近くにいれば子どもを持つ親は安心だ!

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2024年12月08日

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医師について今まで知らなかったことが知れて
とても面白かった。
でもやっぱり大変なんだなぁと思いましたよ

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2024年09月16日

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主治医を決め、決めたら信じてみること。
それが医師と患者のいい関係の基本になる。
何かあったら来てください、今はわからないが熱が下がらなかったら絶対もう一度来て、の意味だとは知らなかった。めんどくさい、来ないで、の意味だと思っていた。これは知らなかったら分からない。そういう医師の気持ちをもっと知りたいと思った。

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2025年10月03日

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ネタバレ

なまなましいことはあまり書いていないが、アウトラインはわかるかも。

払ってもいい金額:600円
貼った付箋の数:2

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2025年07月20日

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なるほどなぁと思いながら読んだ。

大学病院時代、病気になり勤務医を退職したこと、クリニックの立ち上げ、電子カルテの作り込み、クリニックでの診察あれこれなどなど。

すごく実直に文章を書かれていて、医師目線でのとらえ方が読んでいて新鮮だった。

面白かったのは松永先生が自身のことを「ニコニコした医者ではない」と言っていたこと。それまで勝手に想像していた先生像を裏切るものだったが、かえってその飾らなさが好感を持てた。

風邪に抗生剤は不要なこと。開業医でも診断のつかない病気はあること。しかし、患者が危ないのかそうでないのかを判別することが大事だということ(6日間熱が下がらなかった1歳半の子の例)。

先生の考えがよく分かり共感できた。もし近くに住んでいたら行きたかったなと思った。

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2024年12月07日

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医師も人間。「わからないことをハッキリとわからないと言えるのは良い医師」というのがすごく納得した。受診時はなんとなく緊張してしまい聞けないことも色々とあるけど、ちゃんとコミュニケーションを取りたいと思った。

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2024年10月05日

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私は子供の頃に体が弱く、頻繁に医者に掛かっていた。一患者としては、予約を取り、具合が悪い中を待った結果、納得のいく診察と薬の処方を頂くための、たった数分の真剣勝負である。ところが先生から「しばらく様子を見ましょう」「原因が分かりません」などど言われると、不安になるし、時にはイライラしてしまうもの。正直「こいつ大丈夫か?」と思いたくなるもの。

全ての先生に当てはまるか分からないが、医師の方も、短時間で真剣勝負をしていることが分かった。「様子見、原因不明、ストレスが原因」という言葉も、真剣勝負の結果、やむなく発せられる言葉なのだろう。筆者のように、ここまで自分の弱みを自己開示してくださり、真剣に考えてくださるのであれば、自分の子供を長期間委ねてみたい気持ちになる。

また、人間の体、特に成長著しい子供の身体は神秘そのものであり、成人内科の類似範疇ではない、小児科の特徴を少し学ぶこともできた。
開業にかかる手続きやマネタイズも紹介されていて、勤務医とは異なる、起業家、経営者としての側面も興味深かった。

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2024年08月18日

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普段知ることのないことを知れて、興味深かったです。
医者のリアルと本音が面白かったです。自分にとって良い医者とは何かを考える良い機会になりました。

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2024年07月16日

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非常に面白かったです。
「医師は給料をもらいすぎている」だったり「3分診療」だったりと僻まれることもありますが、この本を読んで何故それほど給料をもらっているかや何故診療時間が短くなりがちなのかがよく分かりました。

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2024年07月12日

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千葉大学の小児科でがん治療に関っていた、バリバリのエリート外科医が、開業して町医者になったお話。開業医の内輪話がなかなか面白い。両方経験して、どちらもの大変さ、やり甲斐を感じているようだが、凄腕外科医が、開業して、風邪だの胃腸炎だの、軽症の患者さんを診ているだけでは、ちょっと勿体ないなあと思った。

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2024年06月27日

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軽い気持ちで読み始めたのだが、これが意外に面白かった。
正直でフェアで好感の持てる著者である。
自分のことをビビりでいわゆる「繊細さん」だと言う。ここまで自己開示する医師ってそうそういないような?

看護師との関係性など、なるほどそういうことだったのね、と納得。開業するのって資本金ほとんど要らないなんて!専門のコンサルにお任せしているっていう世界。
なるほどなるほど。
(どこにでもコンサルって今はガンガン入ってくるのね。この件に関しては、うーん…。いろいろ思うところはある。そういう種類の「仕事」もあるとは思うけどね。)

理念はちゃんとあるのに、自分の弱さをさらけ出してくれるこんな医師が主治医だったらいいな。最近ホームドクターにしていた医院が高齢のために閉院してしまい、次の主治医を探さなくてはいけないのだが、参考にさせてもらおう。
でもこんな人なかなかいないよね。

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2024年05月26日

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開業医の正体というタイトルに惹かれて、手にとりました。
患者、看護師、お金の全て、この先生の感じていることをキチンと書いてくれていると思いました。
とても患者を大切にされる良い先生ですね。
興味深い本でした。

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2024年03月10日

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ほんのタイトルが気になって読んでみました。
開業医の先生のことが少しわかった気がします。
厳しくとも、こんなふうに子供や親のことも考えて下さる先生なら安心です。
色々な患者がいる一方で、色々な先生もいますので、1例として参考にできる本でした!

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2025年05月18日

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大学病院の勤務医だった筆者が、開業医として独立するまでの準備や資金繰り、そして開業後の経営や現場のリアルについて率直に綴っている。医師としての理想と現実、看護師との関係、患者や家族との関わりなど、開業医の「本音」が伝わってくる内容だった。
特に印象的だったのは、小児科医として虐待が疑われる子どもや発達障害のある子どもと向き合う中での著者の真摯な姿勢。医師としての専門性だけでなく、人間として子どもたちにどう関わるべきかという視点が感じられ、強く心に残った。

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2025年04月12日

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開業医である著者が、勤務医と開業医の働き方の違いや、開業に関わるお金の話などについて、赤裸々に書いた本。医師の働き方や懐事情等、普段知る機会がないような話が書いてあるのは興味深かった。また、医師が患者に求めることや、薬の使い方、子供に関するケガ、病気の話等、参考になる話も多かった。

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2025年02月08日

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ネタバレ

開業医は誰でも治せる病気を診ている、というジレンマがある。開業医はつまらなさそうだった。
ビル診=ビルの中の診療所。建て貸しシステムで自己資金なしでも医院を作れる。
国立大学の授業料は、他の学部と同じ。私立は、慶応などが2500万、一番高いのは川崎医科大学4500万以上、平均3200万。開業しないと回収できない。
開業医が儲かるのは患者数が多いから。大学病院は、研究や授業があるので患者数は少ない。
医師のストレスは当直。

電子カルテは必需品。カルテの役割が以前とは違う。電子カルテは自分がつくるもの。
X線は、身体の中の空気を見る。肺は空気なので透過する。透過しなければ影ができる。超音波は実質臓器=中身が詰まった臓器。
小児科は検査よりも聴診器とコミュニケーションで診る。
診断が就けば処方は自動的に決まる。標準治療、ガイドライン通りに治療するだけ。

大病院のベッドが満床というのがストレスになる。重症患者の受入れ先がないこと。
医者が本当のことを告げていないのではないか、という不満がある。

内科と小児科の違い。子どもは成長がこれから。熱は下げない場合もある。
セカンドオピニオンは自由診療。大学病院では3万円だった。
来た順クリニックと予約制クリニックの違い。来た順だと発熱外来はできない。
あらゆる薬をクリニックが出せるわけではない。電子カルテにない場合、など。風邪薬カルボシスティンで十分な場合が多い。

インターン制度は1968年まで。そのあとは研修医。初期研修医と後期研修医に分かれる。研修医の給料も高くなった。大学病院は研修医の実験台にされる、濱違い。今は一般病院にいる。
専門医になっても、一人前とはいえない。手術数が少ない。
研修医がアルバイトをすると一日5万円もらえる。
後期研修を終えると一般病院に就職するか大学の医局に残るか。大学に残っても定年までいるのは教授ひとりだけ。
医師は、開業医、大学病院の医師、一般病院の医師、の3種類煮別れる。大学病院以外では臨床の割合が高い。
勤務医は1500万程度、開業医は2500万、フリーランスの医師もいる。
大学病院では英語の論文を書く。手術は難手術は教授がやるので経験は増えない。
外科医は手術が好き。一般病院では手術がたくさんできる。
開業医の楽しみは自分の時間ができること。夕食を家族で食べられる。
ガイドライン、標準治療が決まっている。

最近は女性の入学者は30%程度いる。解剖実習がハードルなのではないか。
千葉大医学部に英語が採用されて女子の比率が高まった。女性のほうがおくぼうな人が多いので手術には向いている。
外科医は長くやると山の頂に立てる。内科医は学問的業績を積める。開業医は名医でなくてもいい。軽症の中の怖い病気を発見できればいい。
勤務医ならば、入院させて様子を見ることができる。開業医はそれができない。
子どもは3歳半の壁。肺炎になる確立が下がる。
子どもに点滴は難しい。血を薄めているようなもの。

心の病気は、身体の病気を除外してから。
医薬分業で、薬を多く出しても儲からなくなった。7種類以上出すと点数が下がる。
小児医療は特別ルールがある。6歳未満。報酬金額が一定。何もしないことが一番儲かる。マルメ。検査しても診療費は上がらない。
手術は時間をかけてもいい。徹夜でいい。

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2024年11月18日

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タイトルから想像した内容は、
親の金の力で私立の大学に入った後、開業医になって薬漬けの処方箋を出す…そんな暴露本で、その見分け方や対処方法であったが、全く違ってた。

開業医の皆がこの著者のように考えてくれているのであれば良いと思うのがだが…

本の帯に「良い医者」とめぐりあうための必読書とあったが、ほとんど医者通いのない自分には、初めて出会う開業医がどうなのかを判断するよすが(方法)が欲しかった。

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2024年09月02日

Posted by ブクログ

千葉大医学部を卒業後、小児外科医となり、大学病院勤務後、現在まで17年間、開業医をしている著者がその舞台裏を赤裸々に語る。
クリニックを開業する際の資金の工面、開業医の生活ぶり、患者との距離感、診察しながら考えていること、看護師に求めることなど、興味深い話が満載だ。
特に興味を引かれた点を以下に列挙しておく。
・開業の際の資金調達には、医療に特化したリース会社があり、開業コンサルタントも引き受けてくれる
大家にクリニックを建ててもらい、借金を返していく「建て貸し」という方法もある。
・電子カルテは業者から買うより、中身やひな形を自分で「作る」べき。
・開業医にとって最大のストレスは重症患者の受け入れ先が見つからないとき
・セカンドオピニオンは自由診療であり、保険は適用されない。
・風邪に抗生剤は有害無益。体内に耐性菌が増え、将来危うくなる。
・年収平均は病院勤務医が1479万円、法人の開業医が2530万円、個人開業医が2458万円
・患者が医者を選ぶときに見極めるポイントは「医療」だけではなく、家族の悩みに答えてくれ、家族を支えてくれること。
・子どもの診察で、虐待らしき外傷を見つけても、児童相談所への通告は、親との関係が悪くなったり、それを断ち切ったりすることになるので難しい。

開業医の診察を受けるときは、他の患者も待っていることから、病気の原因、薬の効能や副作用などについて、腑に落ちるまで聞けないことが多い。また、開業医ともっと親しくなりたいと思うこともある。
そんな自分が、いくぶんでも開業医との距離を縮められる話が書かれているのかなと思い読んだ本である。結果的に、あちこちに経験談やホンネが書かれており、それなりに面白かったが、専門が小児科であり、大人の患者の診察に関する話題が少ないような気がした。

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2024年06月12日

Posted by ブクログ

何冊か書いてらっしゃるのか。寡聞にして、存じ上げなかった。
読みやすい文章で好感。
小児外科医で、大学病院、一般病院の勤務と、開業医の違いも含めて披露していただく。もちろん、一番気になる収入の辺もそうだが、この先生が、ご本人の著を信じれば「算盤より仁」であるのだけど、それでも一般ピーからすると色々違う。まあ、命預かってるし当然の報酬と思いながら、そこまで使命感持ってやってる人と、そうでない方、ここはどう見分けるのだろう。

若い先生は、患者志向、みたいに仰っている点もあったと思うが、最近あった先生の、患者を症例としか見ない感じもあって、人それぞれだと思った。

開業するときの苦労、特に人を集めるところとか面白かったな。
かかりつけ医の大事さも理解出来たと思うが、かかりつけ医がクソかどうかなんか患者側からしたら全然分からないわけで、一旦決めたら信じろみたいなのはどうか。
そんな、理想的な駐在さんみたいな先生、どんだけおるの。

その辺が、医師が信じられてないところだと思う。

信じられるかどうかすら分からないのに信じないとしょうがない患者の気持ちもわかって欲しいのだ。

個人的に色々あって。

開業医の仕事は、診療ではなく診断、という言葉は至言。

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2024年05月02日

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