【感想・ネタバレ】夏雪ランデブー (4)のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

読み終えて、ただただ胸が痛い。
景色や気持ちの移り変わりは、自然なこと。
そうやって人は生きている。
主要人物3人は、みんな誰かを思いやりすぎて苦しんでいて、
読んでいてずっと胸に何か痞えていた気がする。
あきらめたことなんてない、とつぶやいた一言が胸に突き刺さる。

日々移り変わり変化する花を愛した人の時間が、
止まってしまっていることほど皮肉なことはないなと思った。
迷子の王子が姫と出会えることを祈るしかない。
後日談のおかげで私はもっと胸が痞えた。
それでも、ほんとうに綺麗なお話でした。
出会えてよかったと思えた作品、そしてずっと忘れないと思う。

1
2012年04月16日

ネタバレ 購入済み

何年も

えっ…成仏したのかと思ったら、何年も何十年もずっとひとりでいたの…?彼らが老人になってこの世から消えてしまっても、まだひとりこの世にとどまっていたのかと思うとせつない。

0
2021年09月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最終巻。どうなることかと思ったけど、思ったよりもドロドロしなかったみたい。島尾くんもう体返す気ないんじゃないかとか、葉月はメルヘンの絵本の中に閉じ込められたままとか色々考えたけど、ちゃんと収まるべき場所に収まって良かった。生前山登りしてる島尾さんがイケメンに見えて仕方なかったな。爽やかイケメン。六花が、私が好きななった葉月くんはどこにいるの?って聞いたの予想外すぎてビックリした。それ島尾さんインしてる葉月に聞いちゃうかね。憑依してまで会いに来ているのに。島尾さん切ないな。メルヘンの絵本の話はよくわからなくて、軽くツラツラーっと読み飛ばした感あるけど、絵本の世界から追い出されて空中を浮遊する葉月は葉月で、3年間の島尾さんの気持ちも少しだけ汲み取れたのかな。辛いだろうに。最後の最後はあっという間に数十年後だったから、結ばれた直後の2人が見たかったかなって少し拍子抜け。島尾さん成仏させるには部屋を片付けるんですか。なんで島尾さんのこと見える葉月に頼まなかったのかなとやや疑問。

1
2018年09月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これは…いろんな解釈ができそうな終わり方だなあ。ラストがなければ、たぶんすっと読み終えて切り替えられるんだろうけど、数十年後の世界があることで読後さまざま思考を巡らせてしまう。たぶんこれからも考えることになるんだろうな。心に残る。葉月くんも六花ちゃんも島尾くんも、きっと私は忘れない。上手い!の一言。2巻からは島尾くんのスケッチブックの内容も絡んでいて、本当、よくできてるなあと。

1
2013年07月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

花屋の若後家店長と、店長に惚れている若いバイトと、元旦那の幽霊の話。 最終巻。

普通に健康な男である私にとっての主人公は葉月くんになる。
本来の対象とすると、男二人から思われて揺れる店長が移入対象なのだろうけれど、異常な状況に置かれた3人それぞれの心情が丁寧に描かれていて、それぞれの幸せを願いたくなる。
いじましくも一途な葉月くんは報われて欲しくなるし、
健気で可愛い店長は幸せになってほしいと思うし、
島尾くんの心残りも、それはそれで納得できるし。

島尾くんと店長がそれなりの納得をして、葉月くんがちゃんとそれを助けた実があって、可愛い六花ちゃんを得て幸せになったのが、喜ばしいと思える、良い話でした。
面白かった。

1
2013年03月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

※全4巻の感想をまとめてこちらに。
歯医者の待ち時間に手に取った雑誌の、DVD紹介ページで知った作品。いつもはアニメから入るタイプだけど、今回は原作から読むことに。
未亡人モノ(そんなジャンルあんのか?)の最高峰が『めぞん一刻』だと思っている私は、それを基準に見てしまう癖があるけど、この作品はなんだか異色。なんと、主人公・葉月の想い人・六花の亡夫・篤の霊が恋のライバル(?)として登場し、葉月の行く手を阻む!この三角関係の設定が新鮮でした。
よく、思い出の中にだけ生きられる死人の方が無敵、みたいな考え方もありますが、この作品見てまた考えさせられましたね。生きてる方がいろいろあるなぁ~と。
わざわざ(遺品や思い出を)捨てなくても、どうしたっていつかは忘れていってしまう(4巻13-14頁)…と自覚している六花さんの気持ちが切ないですね。
もっと、ゆっくり長~く描いてほしかったなと思います。ただし、メルヘンパートは少し短めで!>笑

0
2012年12月23日

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