あらすじ
日本人の青年ハルが目覚めると、そこは砂漠の王国ザハラムだった。記憶を失い衰弱した躯で、「友達」だと言う隻眼の男……イドリースの屋敷に設えられた、巨大な鳥籠の中で眠っていたのだ。異様な状況でも、イドリースが姫君にかしずくように世話をしてくれるから、怖くはなかった。だが回復するにつれ、なぜ彼がただの「友達」を鳥籠に閉じ込めるのか、なぜ昏い情熱をたたえた目をハルに向けてくるのか、幾つもの疑問が生まれ……。
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Posted by ブクログ
それなりに萌える設定が詰め込んであるんだけど、ラストが微妙だなぁ。
そして、攻めは受けの話を聞けよ。もっと話をすればすれ違わずに済むんじゃないかって思うけど、それができたら話にならないのかもしれない。
っつか、主人公は子供じゃなくて青年で医者だったとかびっくりだ。記憶喪失差し引いても大学生がせいぜいだと思っていたら、まさかの正体に噴いた。
あと、犬可愛い。
Posted by ブクログ
変化球アラブ。
王子な攻様が不器用健気。
記憶喪失な受様は、おどおど兎のようで、見た目は15歳くらい……。
記憶喪失の受の一人称で進むので、焦れます。
あまりにも謎が多く、ヒントも少ないので正直イラッとすることも。
どうやって記憶を失って現状に至るのかとにかくもどかしく、
先を知ることに重点を置きすぎてしまい、感情移入できませんでした。
なので、物語中盤の内容とか覚えてません。
結局最後の方まで記憶があやふやだったので、攻からの手紙で
胸がキュンとしたくらいでいまいち乗れなかったのが残念です。
追い打ちが、迎えに来た受の家族が受け付けなかった……。
受の職業は医者で、兄妹全員英語堪能なのに、両親は英語ダメって。
最後だけドタバタコメディっぽくなんだか現実感のない設定に撃沈。
いろんなとこで評価が高く楽しみにしてたのですが、期待しすぎだったのかも。
庇護されすぎる受が苦手なのも敗因だったと思います。
個人的にはオマケSSペーパーの話が好きでした。