【感想・ネタバレ】77便に何が起きたかのレビュー

あらすじ

東京発福岡行きの太平洋航空77便が、空中爆破された! 乗客の手荷物に時限爆弾が仕掛けられていたらしい。一方、爆死した乗客51名の中に、わずか人口5万のT住民が4人も含まれ、搭乗を取り止めた者の中にも1人、T市住民がいた。だが、5人の間には何の繋がりも見いだせなかった……? ――表題作ほか、乗りものを舞台に描いた、異色の交通ミステリー傑作集!

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初の夏樹静子作品

僕は年号が「昭和」から「平成」に変わってから間もなく、それも「角川文庫」として古本屋でこの推理小説の文庫本を見つけました。偶然にしてはあまりにも出来すぎているかもしれませんが、この推理小説、山本鈴美香先生の「7つの黄金郷」や萩尾望都先生の「11人いる!」と同じ時期に執筆されました。この推理小説の冒頭で交通事故死しました「山波始」と言う車のセールスマンの「77便が危ない」と言う遺言がとても印象的でした。また、「若月公一」と言うサラリーマンが「77便爆破計画」を察知した弟の「ガソリン抜き取り行為」によって77便に乗り遅れて命拾いしたと言うあらすじもとても素晴らしかったです。この推理小説の文庫本に収録されていました「特急夕月」と言う短編推理小説の、「恩田」と言う男が「羽島」と言う会社社長を毒殺すると言うあらすじもとても素晴らしかったです。

#ドキドキハラハラ #カッコいい #怖い

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2022年10月27日

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