【感想・ネタバレ】無間繚乱のレビュー

あらすじ

第六十六代一条帝の辞世の句を、内覧並びに左大臣の藤原道長は『御堂関白記』に「露の身の 草の宿りに 君をおきて 塵を出でぬる ことをこそ思へ」と書き留め、帝に親しく仕えた権大納言藤原行成は「露の身の 風の宿りに 君をおきて 塵を出でぬる 事ぞ悲しき」『権記』に記した。道長は歌の中の「君」は中宮彰子を指すのだと解したが、行成は皇后定子を呼んだ言葉だと確信をもって綴った。死ぬ間際に一条帝が呼びかけた「君」とは、誰なのか。関白内大臣藤原道隆の娘・定子と、時の権力者左大臣藤原道長の娘・彰子。ともに一条天皇の后として藤原氏の権力争いに翻弄されたふたりの女性を中心に展開される華麗なる平安絵巻。2024年NHK大河ドラマの世界。

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Posted by ブクログ

藤原定子と藤原彰子を交互に出し、境遇と心情を描くことで生き方が対比してあった。意外にドロドロしているし、男の(帝の)身勝手さとか苛々する。どちらも颯爽と生きながら全然違う性格なので、読者の好みで感情移入できる物語。面白かった。

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2024年02月10日

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