あらすじ
「公式は覚えるだけでいい」「女子は数学が苦手でも構わない」など、数学嫌いを生む言葉はあふれています。でも本当は、それぞれのペースで楽しむもののはず! 70歳を超えた数学者が贈る、数学の本当の面白さ。 *全国の「富士見町」から本当に富士山は見えるのか!? *あみだくじの結果を自由自在にあやつる仕組み!? *1000mlの牛乳パックの体積は955平方cmしかない!? ……etc. 【目次】まえがき/第1章 数学が嫌いになるとき/第2章 数学が好きになるとき/第3章 「仕組み」から興味をもつ/第4章 「図形」から興味をもつ/第5章 「変化」から興味をもつ/第6章 「データや確率」から興味をもつ/第7章 数学教育の歴史とこれからの未来/あとがき
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Posted by ブクログ
数学が苦手な人に対しても引きのある事柄を例に、数学と日常生活の繋がりを教えてくれる1冊でした。
難しい証明は読み飛ばしてもいいと忠告をしていて、数学の苦手な人への配慮がとても手厚くされており、読んでいてストレスが無かったです。
自分自身数学が苦手ですが、とても楽しく読めました。
Posted by ブクログ
本書は難しい計算式などもなく、せいぜいlogの問題が四則演算よりも難しいかなと言う具合です。
あみだくじの結果を自在に操るという仕組みは、これで成り立つのかと思う部分もありました。あみだくじ自体を最近は行いませんし、ネットで自動的にできる仕組みもあるのですが、仕組みがわかるのは何だか嬉しいです。
そう言えば数学を難しく感じたのはより抽象的に値を捉えるようになったあたりや、公式を覚えないと解けない問題のあたりでしょうか。
仕組みを知ることや証明できることは大切だと思うし、相手を説得できることも論理的に伝えることも数学は何よりの武器ということでしょうか。
筆者が日本全国を出前授業するのは頭が下がります。数学の今後を心配ですが、文系理系問わず必要な能力であることは確かでしょうか。