あらすじ
恩師の立木コーチにセラとの恋を打ち明けられず、罪悪感を覚えながらも恋情を抑えられない甘夏。スケートで多忙な日々が続くも、時間の許す限りセラと蜜月を過ごす。ペアを組んだ和子の悩みに気づかぬほど、恋は盲目で……。表題シリーズ二篇と、スケート観戦エッセイ・コミックを収録したスケーティング・グラフィティ第二弾!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
なんだかんだとありつつもついにセラと体を結んでしまった甘夏。
罪悪感を覚えながらもスケートで多忙な日々の中時間の許す限りセラと蜜月を過ごす。
正反対な二人の恋が成熟していく中、セラと甘夏の想いは次第にズレていく。
Posted by ブクログ
また2巻だけ画像あり。
全3巻。3巻が辞書のように分厚いです。
藤さん作品の中では珍しいくらい、恋愛モノ恋愛モノしてる。
基盤にあるのが基本ずっと恋愛。
なんだけど、恋愛マンガでよくここまで繊細に葛藤させられるねってくらい主人公が悩む悩む悩む。
気持ちは分かるし、主人公の真面目さはとても日本人的で、共感しやすいんだけど、そこまで描くかっつーくらい、悩む悩む悩む。
そんなにすごい事件なんかが起こるわけじゃないから、とても些細なことで悩んだり、とても根源的なことで悩んだり、そう、恋愛マンガじゃこういうとこの悩みはスルーするんじゃない?ってくらい、悩む。
そこが綺麗に分かりやすく描ける位、人物の背景、各々の価値観の原点がしっかりしてて、好き。
だから、しんどいときに読むとホントしんどい。
主人公はそこまで言うほどネガティブじゃないけど、ふとした隙に陥る軽いネガティブさをこれでもかってくらい丁寧に拾うから、ダウナーが伝わってきちゃう。
重さはあるけど、暗い話じゃないから、しばらく読んでないとなんとなくホライズンや霊山より読みやすかった気がして、うっかり手に取ると、自分のメンタル次第ではすごい落ち込んだり、励まされたり。
甘夏に共感しながら読むと、セラにはちょっとイラっとすることもある。
セラに共感する人はきっと逆なんだろうな。
最後の方読みながらは結構ずっと泣いてる。
あ、題材はフィギュアスケートです。男子。
淳ちゃんがかわいい。いい子。
Posted by ブクログ
3巻の「君はあの日僕を許したんだね」という台詞がすごくすごく好き。
藤さんのいつも乗り越えて許されることをテーマにしてるところが集めてしまう理由な気がする!
Posted by ブクログ
デビューからずっともう10年以上買い続けてる方なわけですが、これ何度読んでも絶対泣いてしまう。こないだ本棚整理の為に、売る本を再読していたら不覚にも号泣してしまい、うっかりまた本棚へリターンしたとゆうお話です。