【感想・ネタバレ】デフ・ヴォイスのレビュー

あらすじ

埼玉県警の元事務職員だった荒井尚人は再就職先が決まらず、アルバイトで深夜帯の警備員をする日々を送っていた。実は子供の頃からろうの家族と聴者との間で通訳を担ってきた荒井は、やむをえずその特技を活かして資格を取り、手話通訳士の仕事を始めることにする。荒井にとって手話とは、苦い思い出がつきまとうものだったのだが。そんなある日、警察時代に起きた殺人事件の被害者の息子が殺害される。かつて荒井が手話通訳をした犯人のろう者が、再び被疑者として浮かび上がってくるが……。手話通訳士・荒井尚人の活躍を描く〈デフ・ヴォイス〉シリーズ第一弾を改訂版で贈る。/解説=中江有里

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Posted by ブクログ

ネタバレ

特別支援教諭の免許取得に向け大学で聴覚障害児の授業をしている中で出会ったこの作品、なんとも言えない思いになった。

きっとこの作品が全てではないけれどとてもリアルで考えさせられる部分が多かった。

このシリーズ、全部読んでいきたい。

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2025年11月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ろう者の生きる世界×殺人事件という今まで読んだことのない異色のミステリー。

面白かった!両親、兄がろう者のため、子供の頃から家族の通訳をしてきた主人公の葛藤や生きる術。
手話は「日本語対応手話」「日本手話」とがあり、先天性ろう者、後天性ろう者で使う手話が異なる。
ろう者の両親から生まれた聴者の子供はコーダと呼ばれるなど、今まで知らなかったことも沢山あり勉強にもなった。

障害がある方だけでなく、福祉や行政から抜け落ちてしまっている方々が一定数いる事も改めて気付かされました。

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2024年04月15日

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