あらすじ
『このミステリーがすごい!』大賞作家が描く、大正浪漫あふれる「浅草オペラ」の世界。第一次世界大戦後の好況を背景に、関東大震災までの大正年間、日本国内におけるオペラ・西洋音楽の大衆化に大きな役割を果たした浅草オペラ。帝劇洋劇部に所属していた少女・妙子が、興隆する浅草オペラで活躍していく様と、夢、友情を描きます。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
夢見た舞台女優として歩みを進める
妙子が、ある日出会ったのは
着物に女袴、おしゃれな断髪のおかっぱで
あたまにちょこんとベレー帽を載せている
自分と同じ年端ぐらいのハルちゃん。
右に左に、楽しそうにステップを踏みながら
ヴァイオリンを弾くハルちゃんとそれに合わせて歌う妙子との掛け合いは心に残る名場面。
舞台が近代というのがまた雰囲気あって良い。
出会いや別れ、恋模様やお家問題…次々と起こるそれはまるで人生の一部を見ているような。
可愛い表紙とは打って変わってしっかり重めな内容。
読み終えてから表紙を見てポカポカ。
プロローグを見返してジーン。
Posted by ブクログ
プロローグ
ハルちゃん。初めてできた友達。ヴァイオリンできる。
ハルちゃんはもういないから不安だけど、私はまた歌おうと思う。
一章 帝劇とローヤル館
妙子。帝国歌劇部に合格。
ハルと知り合う。
芙美。好きな人いる。
芙美、好きな人と心中。
二章 浅草オペラ
ハル 、ヴァイオリン、やめようと思う。
父が帰って来ないなら演歌師は続けられない。
日本バンドマン一座解散?
3章 カルメン
信子、舞台を退くことに。今の歌劇に愛想が尽きた。
ハル、佐藤謙三の指導を受けて通い始めた。
徳子が死ぬ。
ハル、復帰。
皆月、妙子を襲おうとする。
垣田の差し金だった。
皆月、垣田を説得してみようとするも、病院送りになる。ヤクザをやめると言ったら、指を全部詰められ、両目も潰された。
皆月、妙子に『ポッカチオ』を歌ってくれと頼む。
皆月、息を引き取る。
ハル、転地域療養しようと思う。
日本館がオペラの興行をやめる?
ハル、療養所から手紙。
妙子がいつかやりたいと言っていたカルメンのヴァイオリンを練習しておく。
金竜館が改修工事。劇場として再申請。改修後に予定されているのが、『カルメン』
妙子はカルメン役に抜擢。主役を演じるのは初めて。
ハルに手紙を送るが返事ない。
当日。
客席からの声援。皆月の声が聞こえた気がした。
ヴァイオリンの席にハルの姿を思い浮かべて歌った。
ハル、亡くなったと知らせ。
妙子、その電報を胸に押しつけ、目をつむる。
会いに来てくれたんだね、ハルちゃん。
悲しみよりも、どういうわけか満たされたような温かい気持ち。
エピローグ
妙子、ハルのために歌う。
たとえ海山 隔てられても
いつも心は君のそば
→見どころは、ラストか。でも、全体的には平凡なストーリーかな。
Posted by ブクログ
可愛らしい表紙に呼ばれて、、、。
内容も、可愛らしくて楽しいお話かと思いきや、、、。
その当時に実在してた人物がタクサン出てきたりして、「なんか、朝ドラ?朝ドラやな。」なんて思いながら読んでた。
☆プロローグ
☆一章 帝劇とローヤル館
☆二章 浅草オペラ
☆三章 カルメン
☆エピローグ
Posted by ブクログ
私の祖母は大正生まれでした。祖母の生まれた時の時代背景も身近に感じました。そしてその大正時代においても夢を追いかけて自立して生きるオペラ歌手の妙子の強さやハルちゃんとの友情はとっても印象に残りました。
Posted by ブクログ
えっらい可愛らしい表紙で。。。そんな可愛らしいお話を書く作家さんだっけ?と思いながら読みました。
これは・・・なんだろう?史実に基づいているんだろうか?さすがに主人公たちはフィクションなんだろうけど、浅草の演劇の変遷がいかにもそれっぽい。
調べてみたら・・・やっぱりそうなんだ。なんか途中から妙に駆け足めいた書き方になるのがいかにも史実をなぞってる感じでした。なんだか「こういうことがありましたよ」ということに終始していてちょっと興ざめ感も。
こういうことがあったんだな、という興味深さはあるものの物語としての面白さはそこまででもなかったかな。
Posted by ブクログ
大正時代、浅草オペラ黎明期に歌劇女優を目指す少女の物語。テノール歌手の田谷力三をはじめ実在の人物が多数登場。
華やかな大正ロマンというより、大衆に理解されない葛藤や業界の軋轢、迫りくる戦争の影…と読んでいてキツい展開が続きます。妙子やハルの真っ直ぐな愛らしさが救い。
Posted by ブクログ
女優を夢見て上京した主人公が、時代や世相のに翻弄されながら花開いていく過程が良かった。実在の人物が出てきたり、当時の演劇界の状況もストーリーに盛り込まれていて、舞台好きとしても楽しめた。石井さんと皆月さんの真っ直ぐさが好きだったな。