あらすじ
医師の言葉が信じられない。
患者を救えるのは、誰か。
鍼灸師から「若返り」の治療を受け、外見が二十歳以上も変わった女性。白血病が再発し骨髄移植で
しか助かる見込みがない中で、聖痕を持つ「預言者」に縋った少女。
医療行為とは異なる奇蹟を求める患者に対し、天医会総合病院の天才医師・天久鷹央は「神秘」に潜む真実を明らかにする。
現役医師が描く医療ミステリー! 書き下ろし掌編「詐欺師と小鳥遊」収録。
出版社名「新潮社」より過去に配信された作品に加筆修正し、新たに書き下ろし掌編を加えた『完全版』となります。重複購入にはご注意ください。
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Posted by ブクログ
天久鷹央シリーズ第七弾。
「聖者の刻印」では、小鳥遊だけでなく、
盲腸から復活した鴻ノ池も、なぜか詐欺師の杠までもが鷹央にこきつかわれていて、
大変そうだった。
対決したのは、カルトではなくカトリック教会、
しかもバチカンとは大物だなーと思ったら、偽物だったとは。
最初の「雑踏の腐敗」は謎解き(症状?)の部分も面白かったし、
渋谷という知っている場所が登場したのが面白かった。
患者の姉はOLとして働いているのに、
渋谷のマンションに住んでいる?というところから、
どこら辺という設定なのか気になった。
マンションから歩いて渋谷センター街まで15分ぐらい、
その後スクランブル交差点に行っていることから、
駅の北西側、
寂れた感じの住宅街でスーパーがあるとなれば、富ヶ谷?
でも、そこまで行けば代々木八幡駅があるから、
最寄り駅が渋谷駅だけじゃないし。
まあ、そこらへんは突っ込んではいけないところかも。
Posted by ブクログ
「天久鷹央の推理カルテ」シリーズ7
小鳥遊が赴任して7-10ヶ月
おおよそ「透明人間による密室殺人」の後くらいの話。
人混みに入ると身体が腐敗していく謎、
年老いた女性がみるみる若返りをする謎、
血の涙を流したり、聖痕を浮かびあがらせる預言者の謎、
この3つの真相を鷹央が白日の下に晒していく!
今回は短編集のため、読む間隔が空いても大丈夫!
読書苦手な人にもオススメです!