あらすじ
1947年。英国軍人のイアンは、戦場で不当に斬首された兄の仇を討つため来日する。駐日英国連絡公館の協力を得つつ少ない手掛かりを追うが、英経済界の重鎮である父親ゆずりの人種差別主義者でプライドの高いイアンは、各所と軋轢を生む。GHQ、日本人ヤクザ、戦犯将校……さまざまな思惑が入り乱れ、多くの障害が立ちふさがる中、次第に協力者も現れるが日本人もアメリカ人も信用できない。イアンの復讐は果たされるのか?
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Posted by ブクログ
長浦京さんのプリンシパルが面白かったので、読んでみた。戦後の日本に関し違ったテーマであるが悪の描写と、アクションの描写が素晴らしくあっという間に読んでしまった。イギリス兵からの視点からというところも面白い。個人的に竹脇は藤岡弘のイメージで読んでいた。裏切り裏切られ、、、で最後までハラハラさせられた。恋愛的な描写は全然なかったが、あの素敵な終わり方も良かった。
Posted by ブクログ
連合軍統治下の日本でのイギリス中尉の復讐譚。
ボリュームがすごいので、GHQ内での争いやヤクザや在日朝鮮人の闘争にも巻き込まれて、本筋を見失うことしばしばでした。
とにかく、戦後すぐの混沌とした情勢はなんとなくわかったように思えます。
ハードボイルドとしても読み応えありました。
イギリス中尉の話はケリがついたけど、その後の日本の話も見てみたいです。