あらすじ
人が悩んでいるとき、脳では何が起こっていると思いますか? 不安になったとき、イライラしたとき、自信がなくなったとき…… 「どうしよう」「困ったな」と脳をフル回転してあれこれ考えていると思いきや、 実は、私たちが悩んでいるとき、脳は「止まって」いるのです。 自分を変えなきゃ、心を安定させなきゃ、と心理学や占いに頼っても変わらなかったのは、 悩みの原因はすべて脳にあったから。つまり、脳をうまく使えれば、ぐるぐる悩むこともなくなるのです。 脳は、その働き別に8つの番地に分けられます。 「思考」「感情」「伝達」「理解」「運動」「聴覚」「視覚」「記憶」 この「脳番地」はこれまでの経験や生活スタイルにより、人によって発達具合が大きく変わります。 それによって人の悩みグセが生まれてくるのです。 でも、20代以降でも新しい習慣や経験によって大きく成長していきます。 「生まれつきの性格だから……」「今さら変われない……」とあきらめる必要はありません。 本書では、よくある悩み別に、脳で何が起こっているのか、止まっている脳を動かすにはどうしたらいいかを解説します。 ずっともやもやしていた悩みも脳の動きとして捉えたら、どう動かしていけばいいかがはっきりわかります。 不安もイライラも繊細もぜんぶ脳のせいにして、すっきり解決しましょう!
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Posted by ブクログ
・脳は20代以降も成長する
・悩んでいると思っている時、脳は停止している。停止から抜けるには次の行動を決めること。
・最悪の状態を想定しきって、それ以下はない、と気持ちを持っていく
・夢は行動することで初めて見つかる。そのためには運動系の脳を鍛える。
・やる事がないと孤独を感じる
・習慣を定着させるには、これができそうと思うより更に1段階簡単な方法にする
・現在に不満があるほど、過去を思い出す
・自分が何によって動かされているのかを常に考える
Posted by ブクログ
この本を手に取ったときはおそらく何か悩んでいることがあったのだと思う。だが読み進めて行くほどに、「あれ?オレって言うほど悩みなんてなくないか?」と感じてきてしまったので、今となってはなぜこの本を読んだのかわからない。
人が持つ数々の悩みはその種類によってそれぞれに応じた「脳番地」が密接に関わっていて、行動を起こしてそれらを刺激することが悩みの解消に繋がる。とのことだった。
先ほど私はあまり悩んでいないと言ったが、今この段階になってこの本を紹介する文章をマトモに書けるのかという悩みができた。この場合はどの脳番地を刺激すればいいのだろうか?
なんにせよやっぱり何かしらの行動を起こすことが大事なのだ。結局悩みって「何をすればいいのかわからない」ってことに集約されている気がする。この本を読めば、今の自分の悩みがどの脳番地に結びついていて、どんな行動をとればいいのかの指標になることは間違いない。完璧に解決するとまでは言えないけど、なんにもできずに立ち止まり続けるよりは何倍もマシなはずだ。
まあ、なんにも悩んでいない(と思っている)能天気人間の私が言ってもまったく説得力はないけど、なんとか感想を書き終えることができたので行動を起こしたことで私が持っていた悩みの一つが解決できたというのは間違いない。
Posted by ブクログ
言葉にすることよりも、イメージが優先する人は不安が強くなる傾向にある。曖昧なイメージだけで嫌だなと感じやすいタイプの人は、具体的に何が嫌だと感じているかを理解していない。イメージだけではつかみどころがなく、漠然と嫌だと感じているため、逆にどんなものならいいのかもはっきりしない。そのため、いつまで経っても不安の種を拭い去ることができない。
不安を解消する最も有効な方法は、この漠然さを言語化して、何が不安なのかを明確にすること。
これはまさに自分のタイプなのでしっくりきた。