【感想・ネタバレ】姑獲鳥の夏(2)【電子百鬼夜行】のレビュー

あらすじ

「私を――たすけてください」。古本屋京極堂にして陰陽師の中禅寺秋彦が刑事の木場、探偵である榎木津を前にして解き明かす久遠寺家の「血」。呪われた真相は卑劣漢・内藤を恐怖のどん底へと叩き込み、文士・関口の自我を根底から揺るがす。そして京極堂はいう。「この世には不思議なことなど何もないのだよ」

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全てはここからはじまった。

伝奇?新本格?オカルト?ホラー?
それらを全て内包し、しかし骨子は圧倒的な理。

今更語るに及ばずな超人気作ですので、読むことを躊躇している人の背中をそっと押してみます。

ボリューム:中盤から終盤にかけては、むしろ読むことを止めることが出来ません。思いの外あっさりと読了できると思います。
結末:確かに哀しく、凄惨。これはカタルシス云々と言っても良いですが、この結末も含めて本作。

作者の術中に嵌って翻弄されたい方は是非。

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