あらすじ
自己効力感とは「成功するかわからないけどとくかくやってみよう」という気持ち。 この力、育ててあげたいと思うママは多いのではないでしょうか。 人は誰もが自己効力感を持って生まれてくるといいます。生まれ持った自己効力感を育むのは日常の中のママの声がけ。 「あなたは賢い」 「天才だよ」 良かれと思ってかけてきた言葉が、実は自己効力感を下げていたとしたら…⁈ 一体どんな言葉をかければいい? 本書では、子どもたちの自己効力感を最大限に引き上げる声がけを30のシチュエーションでご紹介。 効果は一瞬で表れるから、ママと子どもに幸せのサイクルが生まれます。
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Posted by ブクログ
人間の行動や成果に対して「自分ならできる」と考えられる自己効力感に関する本。できるかできないかは関係なく、できてもできなくても自分を受け入れることを自己肯定感と名同じで子供が健全に育つためには重要なマインドだと思う。
これらを育むために意識したいとおもったのは、以下の2点。
・失敗するかもしれないけど挑戦すること自体に価値があることを子供に伝えること。失敗してもその結果を責めるのではなく、子供が頑張った過程を褒めてあげたり次の機会ではできるように支援してあげること。
・子供は抽象的な思考は12歳くらいまでは理解するのが難しいから、小さいうちは「いい加減にして!」「ちゃんとして」ではなく「ご飯を食べてほしい」「靴を履いてほしい」と具体的に伝える。
Posted by ブクログ
結果を恐れずに挑戦していくことができる力である自己効力感。
よく言われる自己肯定感との関係性も分かって、とても良かった。
99%できなくても1%のよいところを伝えることを意識して、子どもに接していきたい。
Posted by ブクログ
具体例も多く参考にしやすく、要点がわかりやすい。
「自己肯定感」ではなく、まずは挑戦してみようと思える「自己効力感」を声かけで育てていこうというのがポイント。
Posted by ブクログ
自己肯定感はありのままの自分を受け入れられる力。自己効力感は、出来るかわからないけどやってみること。自分が行動する事で、自分や周りによい変化をもたらすことが出来ると感じられる力。
よかれと思って言っている声かけ、褒め言葉(のつもり)が、子どものやる気を奪っていた…!!
例えば、すぐ出来るようになったね!とか、間違えが一つもない!完璧!とか賢い!とか、言いがちだけど、時間がかかることや不完全な事がダメとかマイナスイメージであるとのメッセージになりえると言う点にはハッとさせられた。
プロセスを重視した声かけは、より子どもを深く見ていないと適切な言葉が出ないなぁと思った。しっかり子どもを見てやり、向き合う事が大事
Posted by ブクログ
育児について親としてこうありたいなと1度は思う姿がかかれている本です。肯定感と効力感の違いがわかりましたが、普段から育児本を読んだりする方には重複する内容かなと思います。
Posted by ブクログ
私の課題でもある自己効力感。
子どもにも身につけて欲しくて読んでみた。
分かってるけどできてない声掛けのオンパレード。
改めて勉強になった。
…けど、忙しく余裕のない日々で本書のような声掛けをしていけるのか。
できない自分にへこんでしまい、自分の自己効力感を下げる結果になってしまった。
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第1章 子どもはみな「自己効力感」を持って生まれてくる
・自己効力感は「やってみよう」というチャレンジの気持ち。
×「やればできる」
○「やってみよう」
・自己効力感を育てれば自己肯定感も育っていく
第2章 「自己効力感」を育てる声掛け
1.うまくいったとき
①うまくできたときは、そのプロセスをほめる
②速さや完璧より、努力をほめる
③「粘り強い」「丁寧」など性格的な強みにもっと目を向ける
④褒めるときは×「上手」○「この色いいね」親の気持ちを伝える
⑤ほかの子と比較して褒めない、能力の話をしない、優劣をつけない
⑥嬉しいニュースは一緒によろこぶ
⑦成功した時こそ理由を追求「なんでできたと思う?」
⑧先生に能力や結果だけ褒められたら、具体的に聞いてプロセスを引き出す
2.失敗したとき
⑨辛い気持ちは共感する
⑩人間誰だってできないときもあるよ
⑪批判しないでリクエストする
⑫悪いことがあっても原因追及しないで、良い未来になる方法を考える
⑬思うようにいってないときは理想の状態を聞いてあげるだけでOK
⑭自信がないときは、やればできるよと導いてあげる
3.問題行動があるとき
⑮99%できてなくても、1%の良い部分をほめる
⑯弱みしか見えなくなったら強みスイッチを見つける
⑰否定文ではなく、肯定文で話そう
⑱「ちゃんとして」という抽象的な言葉でなく具体的に
⑲負けず嫌いや自己中心的な考えが成長のプロセス
⑳感情と行動は切り分ける(あなたは大好きだけど、叩く行動は好きじゃない)
㉑問題に虫や妖怪の名前をつけて追い出す。その子が悪いわけじゃない。
㉒選択肢を用意して子どもに決めさせる
4.やる気や自信がないとき
㉓ネガティブな気持ちを受け止める、どうするかは別で考える
㉕辛いことも楽しく乗り越える方法を考えよう
㉘はげましは具体的な言葉で
第3章 親から子供に伝えたい4つのこと
・ママはこどもの安全基地、愛のタンクを満たしてあげよう
・共感、説明、自己決定が大切
・みんな違うからみんないい
・親が見本になる
Posted by ブクログ
普段から、子どものために良かれと思ってしている声掛けが、まさに不適切の例として出ていました。
子育てって本当に難しいなぁ。。
★子どもは右脳の方が発達している。してほしいことをイメージで伝えたり、絵に書いて貼ったりすることがおすすめ。→朝やることを絵に書いて貼り出す ※これは自分自身にも当てはまる!!!本当です。
★いくつか選択肢を用意して、子どもに自分で決めさせよう。→本人のモチベーションにつながる
★我慢しながらやっている人は、楽しく生き生きとやっている人にはかなわない。
Posted by ブクログ
子育てをする上で、「自己効力感」というのはとても大事なベースとなるスキルなので読んでみました。
(自己効力感をスキルとしてしまって、よいのかは微妙なところですが。。)
子供の自己効力感を育てるために、親としてやっちゃ(言っちゃ)ダメなこと、
どうするべきか(どう言うべきか)について簡潔にまとまっています。
結果的には、あまりWhat's newやWow!は感じられなかったのですが、
知っているとできるとは全く別物。。
「あー、やっちゃってるなぁ…」ということが色々とあり、
改めて自分の行動(言動)を見直すきっかけになりました。
「うちの子は何で…だろう」と考えることが多くなったら、読む本ですね。