あらすじ
乙女ゲーのヒロインに転生したと気づいたら、すでに推しは攻略されてました――バッドエンドを回避したい悪役令嬢に。そんな現実を目の当たりにしたローズベリー。こうなったら自由に生きようと決意するが、なぜか攻略キャラでない国王・エリックに口説かれてしまう。彼は将来軍事同盟のため政略結婚しなければいけない。その上、なぜか悪役令嬢までが本命はエリックと言ってきて!?
※こちらの作品は通常版とサイン版がございます。本編の内容は同一ですので重複購入にご注意ください。
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気になって
面白かったです。
自由翻弄な国王。いいのか?いや、本当はよくないよね。部下の皆さんお疲れ様です。
一つ気になってしまったのは、ヒロインが「へ」って返すところです。いくら前世の記憶持ちでも、転生してから今まで、貴族令嬢として生きて、教育も受けているはず。きどらないと雑は違うと思います。
Posted by ブクログ
悪役令嬢に推しをゲーム本編開始前に攻略されていたヒロインに転生してからの逆転話。
ハピエンを迎えた(正確に言うとバッドエンドを回避しただけで特定のキャラエンドは迎えていない)悪役令嬢を意図した訳ではないけど更に出し抜く展開、逆転するという話は新鮮だった。
しかも本編では攻略不可だったキャラを、これまた意図せずに惚れさせたことで、国の危機すら先回りしちゃうと言うね。
これは国王であるヒーローが主人公を手に入れるためにかなり無茶苦茶な方法取って実現しちゃったんですけども。
この国王、こと主人公に対しては大型犬みたいな感じだし、臣下に対しても脱走常習犯で困らせてばかりなのに、覚悟決まると有能なので。
恐るべし、恋の力。
一本筋が通っていて、自分の意志をはっきり表明する主人公の姿はかっこいいし、腹の探り合いばかりしている王宮にいた国王にしてみたら、眩しい存在だったのは分かる。
一方で悪役令嬢の方。
死を回避するためとはいえ、その後の行動がね、悪役令嬢でしたね。
途中までは同情できたのに、本命が実は国王で彼を諦めきれなかったところで下り坂へ。
最終的には悪役令嬢らしい展開へと……自業自得なんですけど。
作中にもあった「二兎追うものは一兎をも得ず」そして「幸せの青い鳥は……」の意味を身をもって思い知っただろう。
彼女の迎えた結末に同情の余地なし。