あらすじ
勿径寺に預けられた御落胤の白菊丸は、数えで12歳。寺稚児として修行を始めてすぐ、寺に封じられていた物の怪「たまずさ」に妙に気に入られてしまう。以来、他の稚児たちとともに様々な怪異に巻き込まれるようになる。そんな中、定心和尚に加持祈祷の依頼が舞い込んだ。近くの村の評判の悪い地主が奇病に罹り医師にも見放され、定心を頼ってきたのだ。だが奇病はただの病ではなく、呪いによるものだった。その呪いには、呪詛を請け負う禍信居士と名乗る男がかかわっているのだが……。〈もののけ寺の白菊丸シリーズ〉第2弾!
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Posted by ブクログ
新刊案内で気になって、2巻目を先に購入した『もののけ寺の白菊丸 桜下の稚児舞』(瀬川貴次)。
2巻だけでもわからなくもない感じではあるけど、1巻ありきで読んだ方が良いのは、どのお話においても言える事だなと読み終えた今は思うかも。
怪異の恐ろしい話だったとしても、お寺に住まう登場キャラクター達の和む雰囲気で中和される感じがするので、
私のような怖いもの見たさの好奇心あれどおどろおどろしいガチのホラー話が苦手な方へのホラー入門としてオススメです。
平安時代っぽいお話は『陰陽師』(滝田洋二郎)以来かなぁ。
続けて『羅生門』(芥川龍之介)読んでみたくなってきたし、『陰陽師0』(佐藤嗣麻子)見たくなってきた。