【感想・ネタバレ】「原爆の図」 描かれた〈記憶〉,語られた〈絵画〉のレビュー

あらすじ

占領下の1949年から30年以上描き続けられた丸木位里・俊の連作「原爆の図」.検閲下での被爆体験の集積,高揚する反核平和運動,日本の加害性の認識-変容していくモチーフは,日本人の原爆に対するイメージの変遷を先取りし,促すものでもあった.「原爆の図」を通して浮かび上がる〈記憶〉の選択と再構築.

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Posted by ブクログ

てっきり原爆体験者たちによる絵画集かと思いきや、一組の画家夫婦の話だったのね。初めの略奪愛やら戦後の社会運動活動やらもうどん引くわーと思いつつ、注釈読み読み気づいたこと。略奪愛によって十字架を背負った上での夫婦の営みは、絵画の共同製作しかなかったんじゃないかな、と。だから離婚云々の話もあり、片割れの死後、その方面の制作をやめた、と。そう理解したのですが、どんなもんでしょう。

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2015年08月31日

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