あらすじ
諸説紛々としている霊について、除霊の意義について、明快にわかる、そんな一冊。(一般人が)手に取って確かめられない世界を取り上げているわけだが、先入観を捨てて読めば、説得力のある内容に触れることができるだろう。ただ霊感に恵まれているというだけではない著者の深い学識が、内容を裏打ちしているのであろう。ともすれば暗くおどろおどろしくなりがちなテーマだが、意外に明るいタッチの記述に、読者は驚くであろう。それも著者のキャラクターなのだ。
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何回読んでも難解な新興宗教の本
新興宗教の本は、ビビットな言葉を使っており、単純明快な物が多いようですが、特にこの本は、何回読んでも難解なページがあります。
読者サービスなのか、著者の体験やかけ合いなど面白おかしいページもあるゆえに、週刊誌のゴシップと学術論文のサマリーをガラパゴスしたような章立てに、斬新さを感じました。
まるで、男女の睦み合いと植物形態学の相同性を内なる情熱を持って、書き記していく、際どいけれど、さらにすれすれをついていくゲーテのような…
おどろおどろしくなるギリギリを攻めている、霊というものを冷静にとらえた知的な本だなぁというのが無味乾燥な感想です。