あらすじ
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いわゆる理系教科に苦手意識をもつ人のために、各分野の「キホン」を、手描き風のイラストと簡潔な解説でサポートする画期的な入門書シリーズ(全4巻)。第4巻では、数多くの細胞や臓器からなる人体の構造と、生命活動を支えるさまざまな生理現象を、豊富なイラストをもとに解説します。解剖学を学べば、ふだん自身が意識していない間も、身体はきわめて高度で精緻なしくみのもとで常にはたらいていることがよくわかるでしょう。
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Posted by ブクログ
薄めの図鑑かつ実写ではなくイラストによる解説。なので一目で分かりやすい利点がありつつ、しかし質感や構造の複雑さが伝わり難い点もあり、長短ある感じ。と言いながら、内蔵器官は実写の方が分かり難いのだろうとも思う。解剖学というより、人体図鑑だ。
ー 骨格系は骨と、骨と骨とのあいだにある関節からなる。成人には約206~213の骨がある。数に幅があるのは、腱のなかにある(ゴマ粒みたいな)種子骨の数が人によって異なるからだ。
ー 線維軟骨結合が見られる関節は、強いがいくらかの柔軟性があり、わずかに動く。妊娠後期には、リラキシンホルモンによって恥骨結合の柔軟性が高まり、産道が広がる。
ー 肺胞は生まれて最初に呼吸したときにやっと機能するようになるが、早産に備えて準備を整えておかねばならない。とはいえ、胎生20週以前の胎児にはまだ、肺胞がほとんど存在しない。サーファクタントがつくられはじめるのは24週以降だ。したがって早産児が自分でいくらかでも呼吸できるようになるのは24~28週以降だが、肺胞壁が薄くなるのは38週に近い成熟期になってからだ。
イラストメインで文量少なめだが、内容は専門的。勉強になった。